東寺の掲示板より、
空海様の10月のお言葉を
お届けします。
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近くして見難きは
我が心なり
(十住心論巻第九より)
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<解説>
私たちはいつも、
いろんな人を評価しています。
それは結構当たっているかもしれません。
しかし、自分のこととなると、
どうでしょうか。
鏡に照らして、自分の顔がわかるように、
仏の教えに照らしてこそ、
自分の心が見えるのです。
信仰とは
「自己の内面に目を向けること」
です。
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パチパチパチパチ
お見事っっ!!!
私たちが唯一向き合うべきものは、
自分の心だと思います。
そして、
お釈迦様の教えの根本は、
「自分の心を制すること」だと思います。
実はお釈迦様の仏教には、
絶対的な存在はいないんですよね。
絶対的な存在がいると仮定するなら、
その存在に助けを求めるとか、
善悪の判断をその存在が決めるとか、
できるのですが、
お釈迦様の説かれた教えには、
一神教の神のような
絶対者は存在しないのです。
だからひたすら、
私たちは自分の心と向き合って、
自分という存在すら超える。
お釈迦様の仏教とはそのための
解脱マニュアルですもんね
By the way........
16日は東寺の公開講座に参加しました。
演題は「鎌倉時代の東寺」。
一般向けのレクチャーだったのですが、
内容は大学レベルで、
大変に濃かったです
それはそうと、
京都の街には観光客が戻ってきて、
京都駅近辺は人でごった返してましたわ
最近、道を聞かれることが増えて、
私もいよいよ地元民に
見られるようになったんかいなーと、
ちと微妙な感じ。。。
最高最善