釘抜地蔵の冥界井戸 | 尼僧の京都♡徒然記

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音楽家→心理セラピストを経て僧侶の道へ!
東京から京都に移住し隠遁生活を満喫する
HSS型HSP「慈陽」のブログ

 

 

釘抜地蔵こと石像寺(しゃくぞうじ)は、

空海様がお開きになったお寺です。

 

 

そして何と言っても注目なのは、

 

 

✨✨冥界井戸✨✨

 

 

遣唐使として唐に渡り、

密教を日本にもたらされた空海様は、

 

 

平安京の都に入られて、

疫病や飢饉に苦しむ人々を見て、

 

 

唐から持ち帰った技術を使って、

井戸を掘られたそうです😍😍😍

 

 

新しい井戸を掘り、

綺麗な水を確保することは、

 

 

疫病対策に

どれほど役立ったことでしょうか✨✨✨

 

 

思わず、アフガニスタンで亡くなった、

医師の中村哲先生のことが

思い浮かびました。

 

 

先生は、

医療も大事だが、

この人たちを救うには、

まず綺麗な水が必要だ!

と、お考えになり、

 

 

自らの手で水を引き、

灌漑設備を作り、

土を耕し、植物を植え、

荒地を緑に変えたのです。

 

 

 

(冥界井戸は金属の手すりでガードされてます)

 

 

(冥界井戸)

 

 

空海様も、

 

 

仏教も大切だが、

まずその前に、

疫病を根絶させるためには

何が必要かをお考えになって、

 

 

自ら行動されたのでしょう✨✨

 

 

 

 

 

釘抜地蔵は現在は

浄土宗のお寺になっていますが、

 

 

地蔵堂には空海様が彫られた

地蔵菩薩が安置されていたり、

 

 

 

 

入り口すぐのところに、

空海様の坐像がある

お堂が建てられていたり、

 

 

 

 

もちろん敷地の奥の墓地の中には、

この「冥界井戸」があったり、

 

 

空海様の思いや息吹が

存分に感じられる場所でした。

 

 

井戸は今でも綺麗に保存されていて、

 

 

1200年の時を超えて、

人々の感謝の思いが

空海様と繋がっているようでしたよ。

 

 

 

最高最善

🙏🙏🙏🙏🙏