「トランプがトランプした」

 

こう聞いて、

えっ?どういうこと??

と思った人は、今日、「trump」という単語覚えて2016年を締めくくってほしいと思います。

 

 

不動産王のドナルド・トランプ氏がまさかのどんでん返しで選挙戦を制し、アメリカ大統領の座を射止めた2016年。

 

トランプ氏の名前のつづりも、trumpという単語と同じ。

 

「~に切り札を出す、(切り札・奥の手を出して)~に勝つ」という意味があります。

 

 

Trump trumped Clinton.

 

一躍時の人となったトランプ氏にあやかって、この単語を覚えてしまいましょう。

 

ということで、例文は新聞記事から拝借♪

 

やっぱ1番覚えやすいのはこれでしょ!

 

「Trump trumped Clinton」

「トランプ氏がクリントン氏を打ち負かした」

 

あるいは、

「トランプ氏、クリントン氏に勝利!果たしてどんな切り札を使ったのか??!」

 

といった風に訳してもいいかもしれません。

 

例文その2

 Mrs. Clinton needled Mr. Trump from the start, saying he was born wealthy and is focused on helping the wealthy with an economic policy skewed toward the rich.

“I call it ‘Trumped-up trickle down,” she said.

 

これはトランプ氏とクリントン氏のディベート合戦の様子を報道した記事からです。

 

「トランプ氏はもともと裕福な家の生まれです。彼の言う経済政策では、恩恵を受けるのは富裕層のみです。所得の低い層を助ける政策とはならないでしょう。

“彼の経済政策は、でっち上げのトリクルダウン政策です”

クリントン氏は冒頭このように述べて、トランプ氏を批判しました。」

 

 

少し日本語訳を補足します。

 

私は今回、tricke downを「トリクルダウン」とそのまま訳しました。

 

これはトリクルダウン理論から来ています。

 

トリクルダウン理論というのは、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちる(トリクルダウンする)」とする経済理論または経済思想のことです。

 

つまり、トリクルダウン政策とは「富裕層や大企業優先の経済政策」のこと指します。

 

彼の言う経済政策では貧しい人たちが救われないと訴えるために、彼の言っていることは「でっちあげだ」というのを、彼の名前とかけてtrumped-upと表現したのです。

 

うーん、さすが演説大国アメリカ・・・カナヘイきらきら

 

 

♦︎トランプはカードのことではない

 

そして、もう一つ。

 

私たちはババ抜きや大富豪などをして遊ぶカード自体のことをトランプと呼びますが、実はこれ、和製英語なんですとらんぷ

 

トランプ(trump)という単語は、それ自体に奥の手、切り札という意味を持ちます。

 

I will use my trump card.

 

トランプの意味を知らなかったら、この文をこう訳してしまうでしょう。

 

「私のトランプを使うつもりです」

 

正しくは、

 

「私の切り札を使うわ」

 

という訳になります。

 

もういっちょ。

 

 I will follow up with yet another trump card.

 

「さらに奥の手で追い打ちをかけやるわ」

 

という訳になります。

 

この時のyetはさらにという意味です。

 

 

私はこれで、2016年トランプショックを受けるだけじゃなく、trumpという単語の意味もしっかり覚えました(笑)。

 

ちなみにカードのトランプは英語でplaying cardといいます。

 

 

 

それではよいお年をカナヘイうさぎ