東洋医学を学ぶと、「中庸」という言葉をよく見たり聞いたりすると思います。
陰と陽の中間のあたりのことをいいますね。
私達の身体は、気候によって、体調によって、気持ちによって、居場所によって、ゆらぎがあるのが常でして、
陰、または陽に傾きすぎている状態を長引かせることなく、養生をして「中庸」に整えて健康を維持していきますね。
なんですけれど。
この「中庸」って全員が同じ条件ではないんですよね…あの人がいいといったものが私には合わない、あの健康法がいいといわれてやってみたけれど私には効果がでない、っていうことがあると思います。
それは、その人がもともと持っている気質や体質によって違ってくるからですね。
身体の水分が少し多めの人もいれば、少なめの人もいて。
身体の筋肉量が多めの人もいれば、少なめの人もいて。
身体の代謝が高めの人もいれば、低めの人もいて。
私自身は、東洋医学を学び始めて色んな失敗を繰り返しながら、自分の身体の傾向を少しづつ理解をしてきましたけれど、
古代ギリシャの医師であるヒポクラテスの四体液説を知りまして、より「中庸」を意識できるようになったのでお伝えしたいなぁと思います。
ヒポクラテスの四体液説を図にしたものがこちら。
私達は自然の一部ということで、この世に生まれ落ちた瞬間の星配置が、身体の構成に深く影響しているということなんですね。
ヒポクラテスは、「患者のホロスコープを解明できないものに医師の資格はない」という言葉を残されていて、患者さんのホロスコープを見ながら医術を行っていたともいわれているんです。
基本的には太陽星座でみてくださいね、各グループの「中庸」(緑色の斜線の丸の部分)にいる状態がバランスのいい状態ということになります。
グループの基本的な身体の傾向は、
縦軸…代謝の高さ(下の端が一番高い、上の端が一番低い)
横軸…身体の水分量(左の端が一番多い、右の端が一番少ない)
になっていますので、
火のグループ→体謝は高め、水分は少なめ
土のグループ→体謝は低め、水分は少なめ
風のグループ→体謝は高め、水分は多め
水のグループ→体謝は低め、水分は多め
といわれています。
現在までの薬歴、食べ方や過ごし方によって、太陽星座と違う身体の傾向になっているケースもありますけれどね。
グラフのようになっていますので、「今のご自身の身体の状態」を俯瞰して見ることができますし、整えていく方向も分かりやすくなると思います。
よかったらチェックをされてみて下さいね♪
ご自身では分かりにくいな…と思われましたら、健康・養生カウンセリングでもお伝えさせて頂いていますのでお待ちしています。
ご自身にとっての「中庸」を目指しましょう~♪