吉田都さんの、
ロイヤルバレエ退団公演。
都さん。
14歳でした。
↑写真はロンドンでの公演。
初めて婚約者パリスと対面し、
どうゆうことかあまり分からないまま、
だけど少女の好奇心はあり、
やっぱり恥ずかしくて乳母の陰に隠れようとする様。
14歳の無垢な少女そのもの。
舞踏会。
ロミオと出会い、
引き付けられるように、吸い寄せられるように。
ロミオを見つめる無邪気で純粋、真っ直ぐな眼差し。
夜の、バルコニーのシーン。
都さん。
しなやか。
プロコフィエフの旋律に乗って、
マクミランの振付でジュリエットを生きている。
生き生きと華やかなジュリエットの表情。
大きな笑顔。
20歳ほど年齢差のある、ロミオ役のマックレーと、
違和感なく、10代の生き生きと瑞々しい、澄み切ったパ・ド・ドゥ。
3部。
マキューシオを殺され、ティボルトに反逆し、殺してしまった、ロミオ。
そのロミオがジュリエットの部屋を出て行く。
引き留めようとするジュリエット。
そのしぐさ。澄み切った雰囲気。
日本人、都さんだけが造り出す、
ドラマティックバレエ・ヒロインのジュリエット。
ジュリエットの心情は一切無視されて、
パリスとの縁談を断固として薦めてくる父親。
泣きじゃくる顔。
ベットに座って’作戦’を考える、
絶望の涙から、徐々に希望が広がっていくその表情は、
もう、ひとりの女性。になっている。
瞳は、艶っぽく光る。
‘作戦’は成功しなかった。
ロミオの後を追って、
落ちていた短剣でなんとか自らを射し、
息絶えるジュリエット。
今にも息絶える、最後の命の力を振り絞り、
ジュリエットはロミオのもとへ、這っていく。
マクミランの秀逸な演出。
まさに少女のように可憐で華奢な都さんの身体が、
まるで自然の力に吸い寄せられるように、
ロミオの亡きがらに寄り添っていく。。。
カーテンコールは、恐らく20分くらい続きました。
東京文化会館の4階席から、
この会場のすべての人が、
一人の日本人女性アーティストに集中し、賞賛するさまを、
体感しました!
都さん。
素晴らしい。偉大。そして、可憐。
そのうち、
本日は非番のエドワード・ワトソンがお疲れ様、ありがとう、のキス、
元プリンシパル、現コーチ、ジョナサン・コープも、
芸術監督のモニカ・メイスンとハグ。
その他、たくさんのスタッフさん。
次から次に、ロイヤル退団公演のカーテンコールで、
都さんに花束、花向けのキス。
都さんが、観客だけでなく、周りにいかに愛されていたか。
こちらまで胸にこみあげてくるものがありました。
その光景は、感動的でした。
なんて、魅力的な女性(ひと)。
2010/6/29/Thu 18:30開演
東京文化会館
ジュリエット:吉田都
ロミオ:スティーヴン・マックレー
マキューシオ:ブライアン・マロニー
ティボルト:トーマス・ホワイトヘッド
ベンヴォーリオ:セルゲイ・ポルーニン
パリス:ヨハネス・ステパネク
キャピュレット公:ギャリー・エイヴィス
キャピュレット夫人:ジェネシア・ロサート
エスカラス(ヴェローナ大公):ベネット・ガートサイド
ロザライン:タラ=ブリギット・バフナニ
乳母:クリステン・マクナリー
僧ロレンス:アラステア・マリオット
モンタギュー公:アラステア・マリオット
モンタギュー夫人:ローラ・マッカロク
ジュリエットの友人:リャーン・コープ、べサニー・キーティング、イオーナ・ルーツ、
エマ=ジェーン・マグワイア、ロマニー・パジャク、サビーナ・ウエストコム
3人の娼婦:ラウラ・モレーラ、ヘレン・クロウフォード、フランチェスカ・フィルピ
マンドリン・ダンス:ホセ・マルティン、
ポール・ケイ、蔵健太、ミハイル・ストイコ、アンドレイ・ウスペンスキー、ジェームズ・ウィルキー
舞踏会の客、街人たち:英国ロイヤル・バレエ団
指揮:ボリス・グルージン
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
◆上演時間◆
【第1幕】 18:30-19:35
休憩 20分
【第2幕】 19:55-20:30
休憩 20分
【第3幕】 20:50-21:30





