熊川版 『海賊』。
東京公演、千秋楽。
母に熊川アリを見せたくて、ふたりでオーチャードへ。
今日も、薄い幕の向こうに海賊たちが現れて、
海の向こうに思いを馳せ、波のように緩やかに揺れている。
そして男らしく剣を抜き、冒険が始まる。
奴隷市場。
奴隷商人・ランケデム 対 海賊アリ
切れ味鋭回転と滞空時間の長い高いジャンプ。
ランケデムと競うように交互にシェネシェネシェネ、
そしてジャンプ、ジャンプ。
一幕の見せ場。
2年前、監督が負傷した場面。
監督が、自身の身体と対話をしながら演じているのが分かる。
2幕。
奴隷市場で、メドーラを奪い、アリとコンラッド、メドーラは、
洞窟へ帰ってくる。
浅川メドーラに、深々とおじぎをし、ひざまずく。
そして有名なアリのソロが始まる。
その右腕は、血管が浮き出るほどに、
力が入り、強い気持ちがみなぎっている。
ジャンプもピルエットも、もうはちきれそう・・・120%!!
コーダのピルエット。
途中、回りながら、バックに反り返って(!)アティチュード!
すっごい・・・
今日も客席は拍手喝采の嵐。
アリの忠誠のポーズ。
そしてラスト。
アリの死。
アリという男の死、力強かったです。
信じる道を貫き、
全てを全うした男の死にざま、生きざまでした。
カーテンコール。
熊川アリの背中。
哀愁漂う、アリの背中。
2010/2/28(Sun)14:00開演
Bunkamuraオーチャードホール
メドーラ 浅川紫織
コンラッド スチュアート・キャシディ
アリ 熊川哲也
グルナーラ 松岡梨絵
ランケデム 伊坂文月
ビルバント ビャンバ・バットボルド
サイード パシャ ルーク・ヘイドン


