西加奈子さんのサラバ!
母が上巻を買ってて
「あー、一時期話題になってたというか
又吉が絶賛してたアレね」
ぐらいにしか思ってなくて
絶賛するからには良いんだろうなーと思いながら
読み始めたんだけど
ヤバい。手が止まらない。
そんなに本を読む方でもない私ですが
さっくさっく読み進めていったんたけどさー。
不覚にも泣いちゃったよ
わりとネタバレですが
「あなたは、あなたでしかないのよ」
「あなたの信じるものを、他の誰かに決めさせてはいけないわ」
もうね、あの辺りから涙がポロポロと。
どこまでも奇行に走ってた姉が
自分の軸を見つけ、
私は、私でしかないのだと、気づいて。
歩は
そんな姉が、恐怖だと思ってたけど
何故なら、その姉に自分の価値が脅かされると思ってたからで
でも、姉としては、
自分の信じられるものをどこまでも追求してて
姉は、姉のことしか、考えてなくて。
周りとの調和ばかりを尊び
周りからの評価で自分の価値を測ってた歩は、
ずっと、うらやましかったのも、あったんだろうなぁ。
あぁ、歩は、私だと思って。
うらやましかった、私も。
「普通」ばかりを考えてきた私からすれば、
「好き」を追求して、大学から専門に入り直して
その道に進んでる姉がうらやましかったし、
はたまた、「普通」から外れた妹すらもうらやましかった。
やりたいように生きてるのが。
なにを信じるのか
なにを軸に生きるのか
私は、私であることを信じたいと思う。
私は、私でしかなく
誰にも私の価値を測れないのだと。
そんなことを信じて生きていきたいと思わされた小説でした。
いやー今読むべくして読んだ小説だったなぁ。
西加奈子さんの違うのも読んでみようかな。