皆さんこんにちは
7月に入って暑さが増して夏を感じるようになりましたね。
夏に気を付けたい事の1つに食中毒があると思いますが、今回は食中毒の原因でもある微生物の話です。
微生物と一言に言っても細菌、真菌、ウイルスの違いをご存知でしょうか?
それぞれの特徴を知ってもらえればと思います。
まず細菌から
大きさ:1~10μm
構造:細胞壁、細胞膜、DNA
増え方:栄養があるところで細胞分裂する
ヒトへの影響:毒素を出して病気を引き起こす
細菌は細胞の形をしていますが、DNAが膜に包まれていない原核生物です。
治療は細胞の壁を壊したり膜を壊す作用のある抗菌薬が有効ですが、薬に耐性を持つ薬剤耐性菌が問題となっています。
次に真菌(カビ)です
大きさ:3~40μmで赤血球と同じくらいですが、菌糸というもので長くなる事もあります
構造:細胞壁、細胞膜、核膜があり核膜の中にDNAがある真核生物です。ヒトも同じ構造です。
増え方:ヒトの細胞に定着して増える
ヒトへの影響:主に痒みなどの皮フ症状
真菌には抗真菌薬での治療が一般的です。
最後にウイルスです。
大きさ:約0.1μm
構造:DNAやRNAが蛋白質の殻に入った構造で細胞の構造ではありません。
増え方:生きている細胞に寄生して増える
ヒトへの影響:ウイルスに感染した細胞が機能不全となり、免疫不全などを起こす
ウイルスにも抗ウイルス薬が使われる場合があります。
このようにそれぞれ構造や増え方などに違いがあります。
検査での違いについては、細菌と真菌は普通の顕微鏡で見えますが、ウイルスは電子顕微鏡と言う特殊な顕微鏡でしか見えません。
また、細菌と真菌は培養検査で増えますが、ウイルスはPCRでDNAやRNAを増やして存在を確認します。
増え方に関しては同じ細菌でも温度や酸素の有無により好みの環境が違ったりします。
深堀していくとキリがないので今回は一般的な違いをお話しました。
少し難しい話だったかもしれませんが、私も専門家ではないのでざっくりとした説明となりました。
暑さが厳しくなってきたので、食中毒にも熱中症にも気を付けて夏を乗り切りましょう。
