【行き成り始まる物語~第一章~武装警備隊 第十三話】(修正済み) | ANOTHERWORLD♪~EIMIE的日常!?~

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『はじめに』

 

★この物語は作者の空想により創られたものです。

完全フィクションにつき、実在する作品、出来事、人物、関連事項等々一切関係ありません。

また物語の流れ上若干不適切な言動が含まれている場合もあるかと思います。

この物語は登場人物の設定以外のシナリオ設定は設けておらず、即興的流れで展開していきます。

上記内容苦手な方ご理解いただけない方は申し訳ございませんGO!BACK!でお願いします。

それでもいいやと言う心優しき方(物好きとも言う...ぁ)はよろしくお願いします。

(但し、お読みになって気分を害されても責任は持てませんので自己責任でお願いします。)

 

 

(今後の参考までに、こんなキャラや展開があったらいいかも?等のリクエスト等ございましたら。メッセージやコメントで頂けると嬉しいです。但し、作者はイラスト等は描けませんので文字のみの創作になりますm_ _m)

 


物語のあらすじ、登場人物の紹介等は

こちら


第十二話は
こちら

 

 

 

≪第十三話 クリスマスの夜に≫

 

その日の夕方、翔は同僚で親友の観音寺尊(かんのんじ たける)を迎えに行っていた。

屋敷でこれから始まるクリスマス会に尊を誘っていたからだ。

 

翔「よ!早目に出たけどいいタイミングで会ったな」(途中で尊と行き会う)

尊「少し早目に行こうと思ってな」(軽く微笑み)

翔「そうか。.......ふ....」(くすっと笑う)

尊「.......ん?どかしたか?」(少し不思議そうに)

翔「...否、何だか考えてる事おんなじだなと思ってさ」(嬉しそうに)

尊「....ふふ、そうか......久し振りだな....屋敷に行くの」(少し緊張気味に)

翔「...最初に来たのは3年位前か......」(懐かしそうに)

尊「あぁ、オレが翔の道場に移動になった時な」(思い出しながら)

 

翔と尊は警備隊養成所時代の同期で背格好や外見が良く似ているのもあり何かと気が合うようで、

養成所卒業までは良く行動を共にしていた。

翔は武装警備隊へ入隊、その傍ら今の道場へ。尊は一般の警備隊へ入隊。その傍ら、自分の故郷にある道場に夫々入門していたが三年ほど前に翔のいる道場に移動してきて二人は再開する。

 

【観音寺 尊】(かんのんじ たける)

(年齢/21 一人称/オレ 翔と同僚で親友。翔と背格好が略同じ。黒髪、少し黒味掛かった茶色の目。生まれ持っての霊能力を持っている。一般の警備隊隊員として村や街を守っている。背格好や下の名前が翔と似ている為時々間違われる事がある。

 

翔「あの時は新しい講師が来るとは聞いていたがまさか尊だとは思って無くてさ、凄いびっくりしたんだぞ」(少し拗ねたように)

尊「ははは........行き成り行ってびっくりさせてやろうとは思っていたが予想以上の反応だったから逆に申し訳ない気持ちだったな」(苦笑)

翔「ふふふ.....でもまぁ、またこうして色々出来るようになったしな。」(笑顔)

尊「.そうだな.....!.....屋敷が見えて来たな......ん?誰か来るな」(屋敷の方から来る人影を見つけて)

玄人「.....!...おーい!」(二人に気が付き手を振りながらかけて来る)

尊「...!....よぉ、玄人!....数日振りだな」(笑顔)

翔「......あ、そっか....尊は玄人達のクラスの受け持ちだったな」(思い出したように)

玄人「尊先生、翔兄ちゃん、二人共早く早く!」(二人の手を引いて屋敷へ向かって走り出す)

翔「.....おいおい.....」(少しフラフラしながら)

尊「....分かった分かった.....そう急かすな..」(引っ張られるまま小走りになる)

 

屋敷____

 

アロン「....!...お!来た来たー」(屋敷に向かってかけて来る三人を見つけて)

美空「尊先生!」(笑顔)

りゅうのすけ「かんのんじせんせいだ」(嬉しそう)

あつし「たけるせんせいー!」(笑顔)

めい「ふふふ...」(わくわく)

類「尊は人気者だな」(玄関に向かいながら)

夢花「良し!これで準備完了だな」(支度を終えて)

尊「お邪魔しまーす」(中に入って来る)

類「久し振り.....と言っても数日だが。今日はゆっくりして行ってくれ」(皆の所へ案内する」

尊「はい」(笑顔)

夢花「良し。皆席に着いたら始めるぞ」(皆を見渡して)

一同「はーい」

 

「メリークリスマス」の掛け声と共にワイワイと食事が始まる。

暫くして____

 

玄人「これ、尊先生に」(丁寧に包装されたものを尊に渡す)

尊「....!....オレに?ありがとう。開けていいか?」

玄人「.......!....」(頷く)

 

尊が包を丁寧に開けると中から綺麗なガラス細工で出来た水晶玉によく似た球が出て来る。

 

尊「...!.....これは......これ、ずっと欲しかったんだよ。この辺じゃ中々手に入らなくてさ。.....良く見つけたな」

玄人「昼間、類隊長と翔兄ちゃんと一緒に隣町まで買い出しに行った時買って来ました。」

翔「今時期に隣街で売り出されてるって情報があってさ。今日尊が来るって言ったら絶対買うんだって言って。」

尊「ありがとう、玄人」(玄人をぎゅっと抱きしめる)

類「そうだ、尊あれは?」(何かを思い出したように)

尊「......!.....あ!そうそう、ほらこれ」(翔にUSBの様な物を渡す)

翔「....!....なにこれ?」(不思議そう)

類「コンピューターに差し込んでみろ」

翔「あ....うん」(首を傾げ乍らもコンピューターにUSBを差し込む)

 

何やらデーターが読み込まれ画面上に画像が映し出される

 

翔「.....これ.....懐かしいなぁ、最初に尊が屋敷に来た時のやつだ。」画面を覗きこみながら)

 

其処には尊が初めて屋敷に来た時の画像やら、今よりも更に幼い子供達と一緒に写ってる画像等が次々と映し出されていく。

子供達もわいわい言いながら真剣に見ている。

 

類「余興をやって楽しむのもいいけど、こうして、食事して懐かしい画像を見乍らゆっくり過ごしのもたまにはいいものだな」

夢花「そうだな」(皆の様子を微笑ましく眺めながら)

アロン「.....それにしても.....あの二人」(尊と翔を見乍ら)

類「あぁ、本当によく似ているな。世間には自分と似た者が三人はいると聞いたことがあるが私達に似た者もどこかにいるのかもな」

アロン「かもな」(....そういいながら中庭の方へ出ていく)

アロン「.....っ、さむ......!....すっげぇー」(空を見上げて)

類「....どうした?....おぉー見事だな」(同じく空を見上げて)

翔「....?..二人共どうしたの?」(二人の様子に気が付き中庭の方へ行く)

 

皆もつられて中庭の方へ行く)

 

一同「.....!......綺麗ー。」

 

 

 

中庭へ出て空を見上げると一面に星空が広がっていた

凛とした空気の中地上を見下ろしているようにキラキラと輝いている

 

りゅうのすけ「..........」(何かを祈っている)

めい・あつし「...........」(同じく何かを祈っている)

玄人「三人とも何お祈りしてるの?」(不思議そうに)

りゅうのすけ「.........せかいじゅうのみんながしあわせになれるように、おほしさまにおねがいしたんだ」

あつし・めい「.......あ......」(驚く)

りゅうのすけ「.......?」(不思議そう)

あつし「ぼくもおなじことおねがいしたから、びっくりした」

めい「あたしもおなじことおねがいしたの」

尊「そうだな、皆が幸せになれたらいいな」(子供達を見た後、空を見上げて)

 

翔、類、アロン、夢花、美空、玄人皆夫々の願いと思いを込めて空を見上げる

しみじみと夜は更けていく______。

 

 

第十四話(2019年1月更新予定)に続く