進物線香とは→酒井薫明堂(わかりやすく詳しい)

 

 

 

 進物用の高級線香を、対象のお宅にお盆などに送る・お悔やみのあいさつとともに持参する、という風習は前々から存在していたようですが、私の周囲では知らない人の方が断然多かった。

 

 昨今では某超大手お線香メーカーが何かと力を入れて宣伝したりしているらしく、前よりは浸透してきたようです。

 

 

 線香というと仏事、墓…

というイメージが何となく強いが、「お香」という贈り物は仏事ではなく慶事・お祝い事にも使われているようで。

 

 

 そういえば私の大好きな源氏物語(平安時代)でも、源氏の娘(後の明石の中宮)が11か12歳で帝のもとに入内するとき、今でいう嫁入り道具の一つとして、紫の上など源氏ゆかりの人間(女)がそれぞれこぞって知恵と知識と財力(材料が高価なのだ)を結集させて香を作成していたのを思い出した。

 

 

 でも、今の時代結婚祝いとかに線香送るのってどうなんだろう。

何かで毒されきった私の頭に思い浮かぶのは、元彼・元カノからのまわりくどい嫌がらせ、もしくはなつかしい2時間ドラマの導入口…、とロクでもないことこの上ない。

 知らないとびっくりされるかもしれないが、お部屋香は好きな人多いし案外素敵かもしれない。

 

 

 さて。

 この私はというと

最近は、駅に隣接した商業ビルに入った仏壇屋の支店の一つに、修行という名の出向を命じられ、週二日そこで1人生き恥をさらし勤務しています。

 あと一日は仏檀屋路面店であまり役に立たない店番+お絵描き。

何事にも経験…。でもお客さんは一日10~20人と少ないし嫌な人めったに来ないしいい感じです。仏具系はさっぱり覚えられないのでわからないとストーカー並みに本店に電話かけまくる、という体たらくですが。

 

 

 

 

 で、最近の主力商品の一つがその進物線香。

 

 以下がざっくりとした進物線香販売の流れです。

 

 

 最初はだいたいこんな感じでした…

 

 最近はやっと線香にも慣れてきましたが、短冊、包装は時と場合によりまずいことになります。

 今のところクレームはまだです。

 

つづく