94年放送の大河ドラマ、「花の乱」を視た。全37話。
一般的には金の亡者として有名な、
日野富子の生涯をドラマ化したもの。
最初レンタルを探していたら、youtubeに全話あったw
よかった…。
あの「平清盛」に抜かれるまで、ワースト低視聴率、という
言わばババ抜き最弱王ジャケット的なものを
長らく着させられていた番組として有名。
リアルタイムで見てた覚えがあるのだが
内容まったく覚えてなかった
なのですごく新鮮でした。
オープニングのピアノと桜と松たか子と能面は覚えてたんだけどな…
ざっと見返すとそうそうたる俳優陣。
娘時代の富子にブレイク寸前の松たか子(10代なのにうまい)、
室町幕府8代将軍・足利義政の青年期を改名前の
市川海老蔵(棒読みだが全盛期)、
8代将軍義政の乳母で側室、今参局にかたせ梨乃
(存在がエロい)
富子の兄、日野勝光に草刈民雄(人によっては一番いい時期)
椿の荘の国人、伊吹三郎に役所広司(同上)
一休禅師に奥田瑛二(同上)
義政の側室→遊女→骨川道賢の妻・大館佐子に鶴田真由
(この人側室役多いな)
細川勝元に襲名直後の野村 萬斎 (うまい)、
富子の息子で悲劇の人、9代将軍・足利義尚にTOKIOの
松にい(ガチ全盛期)
すげえちょい役、10代将軍・足利義材に大沢たかお(若)
などなど。
セット、衣装はものすごかった。
足利義政が、飢饉で困窮し、鴨川をせき止めるムクロの山となった
民草を完全ムシして建てた銀閣のように、お金が湯水のように
使われてる感満載…。
でも通して見るとけっこう面白かったです。
↑第34話5分あたり。
似てる似てないはともかく空気だけ伝わればと色々割愛。
描画はコミスタのえんぴつ機能。
色薄いのでレイヤー複製して重ねて表示。
TOKIOの松にいこと松岡昌宏氏は、部外者からみてジャニーズ中
トップをひた走るチャラさに思える出で立ちだが、こういった時代物
衣装の場合、かの事務所の底力をつよく感じる。
ところで、
素人が想像するnot一般受けは
全体的に悲劇的ですっきりしない(日曜の夜に見たいか?)
富子が取りかえっ子って…
応仁の乱わけわからん(ねむい)
故・市川団十郎がやな夫すぎる(日曜の~以下略)
夫婦のいがみ合いがリアルすぎる(引きつって引く)
富子そう動かない
そこまで富子悪くないんじゃ…(気の毒)
富子メトロノームのようにプラマイぶれすぎ
三田佳子に代わっても最初と母親期以降別人感満載だった
ので、いっそ松たか子がずっとやった方がよかったんじゃ…
ところどころヘン
(細川勝元の末路とか死んだ一休禅師を通りすがりの将軍義尚が
埋めるとか骨川道賢・ル―大柴の開ききった眼とか最終回)
平清盛も最初は見てたが「なんかへんだなあ」と思った時点で
見なくなった。
大河だと「こうあるべき」って頭が固くなるのかもしれない。
でもたまこはヘンだったよな…