最近、ピーナッツバターにハマりそうになっている。


正確には、もう半分くらいハマっている。

私は昔からランチパックのピーナツ味が好きだ。


ランチパックを選ぶとき、

いろいろな味が並んでいても

最終的にピーナツへ手が伸びる。


「あ、やっぱりピーナツおいしいな」

と思う。


そして最近、ふと思った。


これ、ピーナッツバターそのものを買ったらもっと幸せなのでは?


食パンに塗ればいい。

クラッカーにつけてもいい。


バナナにも合いそう。

ヨーグルトにも入れられそう。 


なんなら料理にも使えるかもしれない。 


……危険な発想である。


なぜなら、ピーナッツバターはおいしいだけではない。


カロリーが高い。

100gで600kcal前後。


「ちょっと塗っただけ」の顔をして、10gでも約60kcal。


20gなら約120kcal。

30gなら約180kcal。


ピーナッツバター

見た目はただの茶色いペーストなのに、

なかなかの重量級である。


しかも私は知ってしまった。


エルヴィス・プレスリーもピーナッツバターのサンドイッチで有名だった。


ピーナッツバターとバナナ。

そこにベーコンなどを加えたものまであるらしい。


そしてエルヴィスは亡くなった。

もちろん、

「ピーナッツバターを食べたからエルヴィスが亡くなった」

なんて話ではない。


そんな単純な話ではない。


医学的にも、ピーナッツバターサンドイッチが

死因だったという根拠はない。


……ないのだけれど。


私の頭の中では、いつの間にかこうなっていた。


ピーナッツバター

↓

エルヴィス

↓

死

↓

死神


……いや、待て。

飛躍しすぎでは?


しかし一度そう思ってしまうと、もうダメだ。


スーパーでピーナッツバターを見かける。

「おいしそう……」と思う。


その後ろを見る。

死神がいる気がする。


「買ってみようかな」と思う。


後ろを見るといる。


「でもパン以外にも使えるよな」と思う。


後ろを見るとまだいる。


怖い。


ピーナッツバターそのものは悪くない。

むしろ普通においしい。


ピーナッツには不飽和脂肪酸なども含まれているし、

「脂質が多い=食べた瞬間に健康を害する食品」

というわけでもない。


問題は、私がハマった場合である。

ピーナッツバターを買う。


パンに塗る。

おいしい。

もう一枚。

おいしい。

バナナにも塗ってみる。

おいしい。

蜂蜜をかける。

おいしい。

チョコレートも足してみる。

おいしい。


そして気がつけば、

目の前にはカロリーの怪物が誕生している。


だから私は今、

ピーナッツバターにハマりたい気持ちと、

ハマってはいけないという気持ちの間で揺れている。


ランチパックのピーナツ味は好き。

ピーナッツバターもたぶん好き。


でも、その先に待っているものが、

「おいしいピーナッツバター生活」

なのか、

「ピーナッツバターをスプーンですくって食べる人間」

なのか、

それはまだ分からない。


ただ、わかっていることがある。


スーパーでピーナッツバターを見つけたとき

私が「買おうかな」と思った瞬間

その商品の後ろには、

たぶん今日も死神が立っている。


🥜💀


……まあ、たぶん気のせいです。