植物は、地上の△▽パーセントを占めている
そして
地球に光合成で二酸化炭素を酸素に変え
人間の生命を保持しているというけれど
海洋の植物性プランクトンが
地球の酸素を供給していることも忘れてはいけない
いわば
地球全体が植物によって守られ育まれているのが現実だ
争いごとの絶えない地は、木のない土地
木の幹が真っすぐに天へと育つ場所に
争いはない
木は、平和を伝え 宇宙の意思を具現している
私は、シルバー・バーチを私淑している
彼は言う
宇宙は、神であり 神とは愛であり 神とは法則であると
私には、それがなにを意味するのかわからなかった
『 霊訓 』を読んでいるとき
散歩が毎日の日課だった
冬が去り
春になったとき道端の雑草が青々と目に入った
宇宙の法則とは因果律であり 輪廻であることは知っている
だが
そのとき感じたのは、宇宙の意思
名もない一つの草にも注ぐエネルギーの力だった
これが、
シルバー・バーチの言う、神の存在証明なのかと実感した
植物は、無口だ
しかし
多くの情報を感受している
また、
その生命力は神秘ともいえ
そして
そのネットワークは地球規模である
『 木 』は、『 氣 』
地球交響曲第八番で
ご神木の話が出てきた
雷に打たれた木は、神ががりの木であると
そして
雷に打たれた部分は かさぶたとして残り
ご神木として同化している
『 米 』は、生き生きとしたご神木そのものをさしており
『 气 』は、かさぶたに
クレモナの木々はどうだろう
針葉樹は、真っ直ぐに天を目指し成長し続けている
あの堂々とした姿はどうだろう
本来
『 氣 』という文字の由来は
『 气 』が、天空を象徴し
『 米 』の部分は、全方向に向かうエネルギーを意味している
まさに天、宇宙に向かうエネルギーを象徴した
クレモナの木々 そのものではないか
『 木 』には、周囲を包み込むご神木のエネルギーと
『 木 』には、宇宙に交流しようとする
二つのエネルギーがある
『 木 』は、宇宙の意思である宇宙線を全身で受け止め
沈黙する
木は神秘
中澤氏の倉庫に
川から運ばれたという8500年前の巨木があり
表層中層は死んでいても
それがマントの役割をし
核となる部分は生きているという説明があった
不死ともいえる強靭さ
五木寛之氏は、『 人生の目的 』その他の著書で
ライ麦実験を紹介している
30cm四方、深さ56cmの木箱に
そこに
砂だけ入れて
1本のライ麦の苗を植える
水だけで育てると
3ヶ月後に貧弱なライ麦が育つ
木箱から取り出して、砂をすべて振るい落し
広がっている根の長さを計測してみたところ、
根毛の先にある、顕微鏡でしか見えないようなものまで全部合わせると
何と、1万1200kmもあったという
この植物の強靭なエネルギー
まさに植物、木は神秘といえよう
木は、ネットワーク
木は、氣を発し感受し
その根を情報伝達機能として
地球規模の出来事を感知している
植物の根は、人間の脳のニューロンのように働き
地球のホメオスタシスを保っていると
スピリチュアルの世界でいわれる
私は、この映画のテーマは
木と人の絆だと思った
しかし
『 宇宙の声を聞く 』
はたして、この問いかけを
この映画は果たしていただろうか?
木と人の絆に焦点を固定したほうが良かったのではないか
エンディングに流れる宇宙は
オープニングの星空を曇らせた
二度の言い聞かせは
かえって不親切に思えた
また
『 終わりの日に種を植える 』というフレーズ
陳腐に聞こえたのは私だけではないだろう
それは、
植物を使役しようとする人間のエゴのように聞こえた
もっと
木に対する畏敬を表すエンディングの言葉を
選択してほしく思った
たとえば
美智子皇后のお言葉のように