「演奏の巻 其の一」

リウドムスに滞在中の5日間で
程先生は計8回、私達は計7回も演奏を行いました。

市民約6000人の小さな街ですので
演奏の日々が終わり、リウドムスを後にする頃になると
街の方々の多くが、この期間のどこかで1度は
私達の演奏を聴いてくださっていたのではないかと
感じるほどでした。

小さな街の中でのコンサート会場への移動は
お琴の運搬以外はほとんど自分達の足で行います。
二胡や譜面台を担いで、時にはお衣装を着たまま
街中を歩いて移動しますので、とても目立ちます。
さらに程先生は街中で声をかけてくださる市民の方々に
常に大きな声と手を振って応えていらっしゃいましたので
日に日に顔を覚えて声をかけてくださる方々が増え
音楽と共に私達も街に溶け込んでいくような感覚を体験しました。


スペインでの初めての演奏は、市民体育館で行われました。
リウドムス到着翌日午後からの、地元の小学生(低学年)を対象にしたコンサートです。
客席のアリーナからは、たくさんの子供達が熱い視線を送ってくれました。

「演奏旅行はじまり、はじまり!」

リウドムスはスペイン・カタルーニャ地方バルセロナ郊外にある、人口およそ6000人の街。
ガウディの故郷であり、芸術にゆかりのある街として積極的な文化活動をしています。
今回、4月23日スペインの休日「サン・ジョルディ」に合わせ、リウドムスと日本の文化交流祭が催されました。
数日間にわたり、日本からお琴・尺八・二胡の他、書・オカリナ・華道・茶道の先生と弟子達が招かれ小学校や老人ホーム、街の広場、音楽学校等で、毎日のようにデモンストレーションが行われたのです。
私達はリウドムスの街に5日間滞在し、その文化交流祭で音楽を通して市民の方々との交流をはかって参りました。

到着した翌日、さっそく市庁舎訪問。
若くて素敵な市長さんの他、お世話になる文化・広報担当の方々が私達を出迎えてくれました。
レセプションでは、リウドムスの歴史や文化、活躍した著名人に関するお話しを伺いました。

二胡の音色の「甘み」「厚み」「透明感」が際立つ
すべて程農化作曲、演奏によるオリジナルアルバム

音之光 (オトノヒカリ)
Light of Sounds

水面に映る光、天空を流れ行く雲。
その自然のうつろいは、ひとつひとつの音となって
人生の流れとも響き合い、心の内側へ、奥深くへと・・・。

富士五湖のひとつ、本栖湖を訪れた折に
私の長年のあこがれだった「ダイヤモンド富士」と
初めて出会いました。
その芸術的な光との出会いは、とても印象的でした。
その輝く光と出会った瞬間、魂が躍動するのを感じました。
私にとって、その光は「音」でもありました。
すなわち「音之光」(オトノヒカリ)でした。
以来、太陽をあおぎみて光を受けるたびに
心に湧いてきたメロディーを書きとめていって
やがて、こうして1枚のCDにまとめることができました。

太陽、月、星、山、河、雲、花、緑、大地などの自然、
私たちを育んでくれているそれら自然への感謝、
そして自然を愛する心を、二胡の音色とともに表現していく。
それが私のひとつの使命だと思っています。

  程農化