私の母は長年パーキンソン病とレビー小体型認知症と闘病し、昨年亡くなりました。
週末、弟と私で実家のマンションの片づけをしました。
片付け中、実家のものの多さに、弟があきれたように
「お母さんはなんでこんなにものためてたんだろうね。何か、ものを集めちゃうような体質なのか?」となんだか上から目線で言ったのです。
その言葉に、私は、急にものすごくイラっとして、声には出しませんでしたが、心の中で、
「お母さんがこうやって物を大切にしながら、節約しながら、一生懸命子育てしてくれて、そのおかげで、たくさんの遺産を残してくれているんだよ。私のお母さんをそんなふうに悪く言わないで!!」
という思いがあふれてきました。
今でこそ、断捨離やミニマリストがもてはやされていますが、昭和の時代の実家なんてこんなもんじゃないでしょうか。
我が家は以前一軒家に住んでいたので、マンションに引っ越しただけでも、かなり物は減らしていました。母のマンションだって、物置にしている部屋には物がたくさんあるけれど、リビングはとてもきれいにされていました。
介護中は辛さのほうが大きくて、
介護のモチベーションを上げようと、母への感謝や愛しているという思いを無理やり探しているような状態でしたが、
今では自然と感謝の気持ちがあふれてきていることに気づいたエピソードでした。
(弟は、離れたところに住んでいるので、介護は一切していません。ある意味、親とのかかわりがずっとフラットなので、今も子供のころのままというか、、、。私は、かかわり過ぎて、感情が上がったり下がったりのジェットコースターのようです。)
そして、今回の実家の片づけで改めて、我が家のものも減らしていこうと思いました。
不登校中の息子とずっと家にいる生活なので、家の片づけ、断捨離なら毎日少しずつできますね。
ちなみに、3LDKの一人暮らしマンションのごみ・家具・家電一式処分の見積もりをお願いしたら、35万円くらいでした。
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