息子が完全不登校になり、4か月になりました。 

不登校になりはじめて、発達障害やHSCを疑い始めましたが、

息子は引きこもり中につき、他人とも接することを拒否しているため、

カウンセリングや診察も受けられずにいましたが、

現在スクールカウンセラーの先生との交流がはじまっていますニコ

 

 

 

 

母は昨年12月から入院していました。入院時から、まともなコミュニケーションがとれなくなり、コロナ禍で面会制限もあったことから、息子の不登校のことは知らずに亡くなりました。

 

母が亡くなり、息子にも伝えましたが、今の息子は、基本、どんなことを言っても、反抗的な、怪訝そうな返事しかしないので、私も多くは語らず、ただ事実のみを伝えました。

 

おばあちゃんが死んだから、これからお葬式の準備とかあるからね。○○ちゃん(いとこ)たちもこっちに来るから遊べるよ。

それくらいだけ、話ました。

 

 

息子が完全不登校になり、4か月が経ち、息子の感情・行動パターンはだいたい把握できるようになりました。

不登校になり、感覚過敏(特に聴覚過敏、嗅覚過敏)が強くなりました。

知らない大人に強く警戒するようになりました。

心の奥に何かにおびえているような、恐怖心が潜んでいるように見えました(古い建物、暗い雰囲気、昔話、鬼、悪魔みたいなものに極端に怯えるようになりました)。

 

母が亡くなり、お葬式の準備をしていましたが、息子は参加できないだろうなと思っていました。

 

 

私には東京に住んでいる弟がいて、弟にも3歳と1歳の子供がいます。コロナ禍でずっと会えませんでしたが、今回母が亡くなったことで、会うことができました。

 

母の葬儀はお通夜が無い一日葬にしました。お通夜はありませんが、前日に納棺(棺に母を入れて、お花や思い出の品などを入れてあげます)を行いました。

 

弟家族が、こちらに到着し、納棺の時間までは、我が家で過ごしました。息子にとっては久しぶりに会ういとこ達です。とても喜んでました。家にある小さい頃に遊んだおもちゃを引っ張り出して、いとこ達と遊んでいました。

 

納棺の時間になり、「お葬式の会場に行くよ。」と声をかけました。

いとこ達もいるので、息子もスムーズに行動していました。「会場で退屈しないように、子供の飲み物やおもちゃも持っていこうか?」と提案すると、息子もニコ「そうだね!」と張り切って、自分のリュックに準備していました。

 

 

会場に着きました。

会場の扉を開けたとたん息子は、イラッ「なんだ、このにおいは!」と言って、引き返してしまいました。葬儀場のお線香やお花の独特の匂い、暗い雰囲気、黒い服を着た職員たち、、、息子には無理だろうと思いましたが、やはり無理でした。

 

息子が完全不登校になって4か月が経ち、私にも免疫がつきました。

息子の言動に動じなくなりました。

そうだろう、そうだろう、お葬式なんて無理だよね。いいんだよ。と思えるようになりました。

 

無理やり連れて行って、お互いが嫌な気持ちになる必要はありません。

息子はお葬式に参加しない、私は息子のことを考えず母のことだけを考えながらお葬式に参加できる。

 

というわけで、お葬式当日は、息子は参加しませんでした。夫にみてもらったので、夫も参加しませんでした。でも、家族葬だったので、参加者も我が家の状況をわかっているので、終始穏やかに式を行えました。

 

母もかわいい孫のことです。それでいいと言ってくれているかなあと思います。