みがいてあげる

ふくべあきひろ　文

おおのこうへい　絵

教育画劇

　これは！

　あの衝撃の『たべてあげる』の続編ですね！

　好き嫌いをしすぎて、小さなりょうたくんに食べられてしまったりょうたくん。

　この『みがいてあげる』はその続きのお話で、りょうたくんの復讐&復活編となっています。まずは「『たべてあげる』に続きがあったんだ」と感動。

　おおのこうへいさんの絵がインパクト強いので一目でわかります。

　さて、前作で自分と入れ替わられてしまったりょうたくん。ニセりょうたくんは、好き嫌いせずなんでも食べて褒められています。ほんもののりょうたくんは、にせもののりょうたくんに「みがいてあげる」と、歯を磨いてあげました。

　にせりょうたくんは、「これはらくちん」と大喜びです。

　本物りょうたくんは、歯を磨いてあげた上に、甘〜いおやつをたくさん運んできました。

　にせりょうたくんは、喜んでおやつを食べました。本物りょうたくんは、一生懸命歯磨きをしてあげます。が、実は一本だけ磨いていない歯がありました。

　この後どうなったかは、想像にお任せします。思惑通りになった本物りょうたくんは、無事に元に戻ります。

　そしてもちろん！自分で歯をしっかりと磨きます。もちろん、好き嫌いも、しないよね。

　というわけで、

　好き嫌いをせず、なんでも食べる。

　しっかり歯を磨く。　

　ことを、お説教くさくなく勧めてくれる絵本でした。

　ではでは良い一日を！

白菜とキャベツのジャングルと『みがいてあげる』