絵本島 

絵本島 

大人も絵本を楽しもう!絵本の紹介と感想を発信します。
今住んでいる利尻島の毎日を日記ふうに書いていきます。
絵本と島生活の楽しさを合わせたブログです。

 昨日見つけました。野に咲く白いお花。可愛らしさと力強さが同居しています。


 

 今日の絵本は


 

あこがれ

レイフ・クリスチャンソン 作

にもんじ まさあき 訳

ほりかわ りまこ 絵

岩崎書店


 しろくまさんのお話になっていますが、まだ見ぬ、そしてこれから出会う恋人を想うような文章です。


 あこがれの人(しろくま)は

 花いっぱいの野原を越えて

 耀く雪原を踏んで


 やってきます。


 そして

 希望と夢を語り合ったり、

 悲しい時も辛い時も一緒に生き、

 愛の行方を示し、

 涙をぬぐってくれ、

 本当に大切なものを教えてくれて、

 …


 一緒に生きて行く

 自分にとってなくてはならない存在

 なのです。


 最後は


 あなたとめぐりあう

 いつかきっと

       (『あこがれ』より)


という決意で結ばれています。

 恋のイメージの「あこがれ」です。

 こんな人がいたらいいなあ、と、憧れの心を起こす絵本でした。素敵な詩集のようでもあります。


 今日も良い一日を!