絵本島 

絵本島 

大人も絵本を楽しもう!絵本の紹介と感想を発信します。
今住んでいる利尻島の毎日を日記ふうに書いていきます。
絵本と島生活の楽しさを合わせたブログです。

 札幌にコーチャンフォーミュンヘン大橋店という、大きな本屋and文具雑貨屋andミスドのお店があり、とにかく大きな本屋さんなので行くのが楽しみです。





 多分レストランかな。野の花っぽい寄せ植えがいいなーと思いました。


 今日の絵本は


おでんさむらいこぶまきのまき

内田麟太郎 文

西村繁男 絵

くもん出版


 いよっ!待ってました。絵本の時代劇。時代物の絵本は、個人的にはもっと増えてほしいジャンルです。時代劇は好きなので…。


 江戸で評判の浪人侍「ひらた おでん」。カブトムシの「かぶへい」と一緒に歩いていると、子どもの悲鳴が聞こえてきました。


 酔っ払った悪い侍に、からかさおばけがからまれて、切られそうになっていたのです。


 からかさおばけは、寝たきりのおばあちゃんを看病しているおばあちゃん想いのお化けでした。


 それが、よいどれさむらいにからまれ、「お化けは気持ち悪いんだ!」と切られそうになっていたのです。


 ひらたおでんは、機転を効かせてよいどれさむらいを追っ払い、からかさおばけを助けました。


 家に帰るとひらたおでんは貧乏ぐらし。長屋で煎餅布団にくるまって、かぶへいと一緒に寒がっています。そこへお化けのお礼で火の玉が来て暖めてくれました。ご飯も炊いてくれました。

 

ニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリ


 いいですねえ!人情ものの時代劇。

 お礼に来た火の玉を見ながら、読者の心も温まります。


 元々は内田麟太郎さんにある人が「内田さんと西村繁男さんの、時代劇の絵本が見たいなあ」と言ったことから実現した絵本だそうです。そんなことを言ってくれた人に感謝ですね。世界が、しっかり時代劇になっていて大好きになりました。


 時代劇の絵本、というと、『ねぎぼうずのあさたろうシリーズ』もいいし、川端誠さんの『風来坊シリーズ』もかなり良いですが、『おでんさむらいシリーズ』も全部読んでみたいと思います。


 では、良い夜を!