こんにちは。
絵本で伝授! コーチング育児の おおくぼ☆とくこ です。

きょうはちょっと、読み聞かせの話題。


「絵本で子育てコーチング講座」というと、

読み聞かせのやり方を教えてくれる講座だと思って
来てくださる方もいて、

いやいや、申し訳ありません
ちょっと違うんですけど

と、こちらが慌ててしまうのですが、
意外にも「勘違いで来て、コーチングを知ることができて良かった」
そうおっしゃるんです。みなさん。

ありがたいです。


そんな方がいらっしゃることもあり、
編集者でもあり、読書アドバイザーの資格も持っている関係で、
質疑応答の時間に
絵本の読み方の話にはなることは多いですね。


以前、ハイと手をあげた方が、
「ウチの子は際限なく次々絵本を持ってきて、
読んで読んでって、ほんときりがなくて
困っちゃうんですよ~」と
少しばかり嬉しそうにお話になるママがいました。

質問というより、その状況をちょっと周りに聞かせたいような
口ぶりです。

「本がお好きなんですね」と返すと

「どんどん絵本を持ってくるので片付けも大変なんです」
ってまたしても嬉しそうでした。



やりとりの中で、なにか自分の言葉が
ピタリと合っていないような気がして
もやもやしたのですが、
そのまま終了時間になって、会場を後にしました。



その帰り道、あっと突然、違和感の答えが見つかりました。

その子は、「本が好き」というより、「ママが好き」なんだと。

とってもステキなことなのに、
でも、ママはそのことに気づいていないみたい。

考え過ぎかもしれませんが、
「本を読む子が好き!」
そんなママの気持ちを察して、
何冊も違う本を運んできているのかもしれません。

すぐにそのことに思い至らなかったわたし。

いまなら、
「お子さんはどの絵本を一番好きですか?」と
聴いてみたい。

「その一冊をじっくりじっくり読みこんでみるのはどうですか?」と
伝えられたかもしれないです。



小さい子どもと、ママの間の読み聞かせは、
心のコミュニケーションの時間です。

それを忘れないでくださいね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。