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絵本で発見コーチの おおくぼ☆とくこです。


先日の練馬区教育委員会の講座、
「作家も知らない本の造りの話」と題して
絵本のハード面、造りの話をしたときのことです。


たぶんふだんは耳にしないような「造り」の部分の話に、
参加者さんが「へえええ」とか「知らなかった~」と
口々に仰るのが、製作者側の一員として、
たまらなく嬉しく耳に届いていました。


そして、きっと少し暑苦しいと感じられてしまうほどに、
熱を込めて、
「このように、絵本は細部にわたって
製作者一同の思いと知恵がたっぷり詰まっているんですよ~」
と語り切りました。


すると、最後の質疑応答の時間に、
こんな
ストレートな質問が飛び出しました!

「あの~、帯って捨てちゃってもいいですか?」と。

「ううっ」
私は言葉に詰まりました。


念のため、ご存じとは思いますが
帯というのは、ここのことです。

ここです!

本棚から出し入れするときに、引っかかって破れたり、
読むときにも邪魔ですし、
子どもがビリビリにしてしまうことが多いですよね。

わかります、わかります。

もう、買っていただいた時点で、帯の役目は終わっています。

だから、捨てちゃっていいものなんです。



では、わたしはどうしているかと言えば、
好みでない帯以外はそのままにしています。

理由は、
・仕事に役立つから
・そして、やっぱり捨てられないから!

読むときには外していますし、
頻繁に出し入れする絵本は、
カバーと帯を外して別管理しています。


そんな話を参加者の皆さんでワイワイとしていたら、

「同じ本でも帯が違うとき、ありますよね」と
スルドイ指摘の発言あり、

(はい、映画になったりドラマになったりすると役者さんの
写真入りの帯になることが多いですね)


「きょうの話を聞いたら、これからは帯もとっておきます」と
おっしゃる方もいて、

内容にプラスして絵本まるごとに
興味を持っていただけたようでした。


ということで、
帯はご自分の判断で捨てちゃっても、保管しておいても
よいのですよ。

あ、子どもへの読み聞かせのときには、
とっておくかどうかは別として、
外してしまった方が読みやすいです!


きょうもお読みいただき、ありがとうごさいました。


練馬区教育委員会での講座
【絵本の力~親子でつくる「窓」の絵本】


日時/7月27日(月)14時から15時30分
場所/練馬駅 徒歩1分 ココネリ3階
7月11日から募集開始です!

小学1~3年生と、その保護者が対象です。


夏休みの自由研究にぴったりですよ!