今年もやってきました
たかさき絵本フェスティバル。
原画展は30回目を迎えるそうです。
近くで毎年原画に触れる機会があるって、やっぱりありがたい^^
どうしても聴きたいギャラリートークがあったので、
それを目がけて27日㈯に足を運びました。
お目当ては、
元福音館書店編集者 関口展さんによる
『やっぱりおおかみ』のお話。
(一番前の席でメモをとりながら伺うことができました。)
『やっぱりおおかみ』
佐々木マキ/作・画
福音館書店
↑
以前持っていたものは娘にプレゼントしたため、
今回自分用に新たにお迎え。
好きな絵本は色々ありますが、
この絵本は
何度読んでも心を強くゆさぶられ、
愛してやまない1冊です。
5年前のブログでも書いていました。
型にハマった絵本だけは作りたくない
という想いで仕事に向き合っていたという関口展さん。
しかしながら、『やっぱりおおかみ』が世に出るには、
一筋縄ではいかなかったそうで、
福音館書店社内でも
褒めてくれる人がいないだけでなく、
何を言おうとしているのか
全くわからない
なんだかわからない
と言われたそうです。
でも、実際に出版してみたら、
面白い!と言ってくれる人もいて、
とりわけ子どもたちは大方喜んでくれたとのこと^^
関口展さんはこちらの絵本の編集者でもあります。
『ごろごろ にゃーん』
長 新太/作・画
福音館書店
こちらも社内では当初、
何を言おうとしているのか
全くわからない
なんだかわからない
と言われたそう(笑)。
ルールに則っただけじゃない絵本があっていい
色々な絵本があってほしい
と語る関口さん。
『やっぱりおおかみ』に出合わなかったら、
私の絵本観は今よりもずっと浅く薄いものだったことでしょう。
よくぞよくぞ、
この絵本を世に生み出してくださいました!
心を支える絵本と出合えたことに感謝しつつ、
いつまでも新たな絵本との出合いを楽しめるような
軽やかな私であり続けたいなと思うのでした。