敬老の日と云うことで今日は、ちょっと古いけどこんな絵本を。おじいちゃんと孫の会話がたのしい、読み聞かせにも良さそうな一冊。

『ハガネの歯』 



クロード・ブージョン:作 末松氷海子:訳 セーラー出版(1990年)

オオカミのルルはある日おじいちゃんに、おじいちゃんは昔から歯が1本しかなかったの?と訊きます。とんでもない!とおじいちゃんはルルに、かつて「ハガネの歯」と恐れられていたほど立派な歯が並んでいた若かりし頃の武勇伝を語りはじめます。でもそれは、おじいちゃんの歯がどうして1本だけになってしまったのかという経緯でもあって・・・

ちょっと古い本なので今では図書館ぐらいでしかお目にかかれないと思うけど、20代で出会った当時から、これは読み聞かせしたらたのしいだろうなぁと思っていた絵本。おじいちゃんとの会話文がいかにもリアルでほのぼのしてgoodです。お歳を召された方なんかだと思い当たるフシありすぎて笑いつつも神妙な顔になるかも(笑)。大人も子供も楽しめる、読み聞かせにもピッタリではないかと思える一冊。


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