季刊 子どもと本
からのメモです。
おやすみなさい おつきさま
- マーガレット・ワイズ・ブラウン, クレメント・ハード, せた ていじ
- おやすみなさいおつきさま
家の中にあるものを、ひとつずつ紹介していって、
それに続いて、いままで紹介してきたものにおやすみをいいながら、
部屋の中はだんだん暗くなり、窓の外は月が次第に高くなり、夜空はだんだん明るくなっていく。
10分毎の時間の経過をカラーの絵で、その間に白黒で2ページずつ部屋の中のものに”おやすみなさい”と呼びかけている。
解説せずに読みたい絵本。
何度も読んで、自分で発見して喜ぶでしょう。
この絵本は、小さい子どもから大人まで楽しめる本だなぁと感じます。
カラーページであちこち移動しているねずみ。
10分ごとに動いている時計。
月がだんだん昇っていっている様子。
うさぎさんのそばに置かれている本の題名が『GOODNIGHT MOON』であること・・・・。
いつになったら見つけてくれるだろう・・・と楽しみに思いながら静かに読みきかせれます。
いやだいやだの絵本
- せな けいこ
- いやだいやだの絵本 4冊セット
- にんじん、もじゃもじゃ、いやだいやだ、ねないこだれだ
¥2,520
毎日体験していることで、子どもはすぐに楽しみますが、それだけで終わってしまう。
子どもの気持ちが、お話の中にくり込まれていないし、いつも大人の目からの優等生の答えを、ちらつかせている。
このシリーズは一度「卒業」したら、それっきりといった感じ。
確かに、うちの子も、1歳半過ぎた頃には見向きもしなくなったかな・・・・。
子どもがはじめてであう絵本
子どもが最初に読む絵本としてふさわしいわけ。
絵が単純明快。
画面に美しい調和と統一がある。
単純化していても稚拙ではなく、無邪気で知的な絵。
単純な形の中に、子どもの心に語りかける暖かく伸びやかな表情があふれている。
水の中にいるのがさかなだけで、他に何も描いていないので、子どもはあっという間に自分が魚になって、物語を体験する。
テキストはリズミカルで、動的で、簡潔。
次に以下のものを読みすすめる。
ミッフィーは講談社。うさこちゃんは福音館。
うさこちゃんシリーズとミッフィーちゃんシリーズ。
うさこちゃんシリーズは福音館。
ミッフィーちゃんは講談社。
うさこちゃんシリーズをリストアップすると、ミッフィーちゃんも気になる。
講談社からでているものは、
福音館から出ているものを合わせると、すごい冊数だ。
少しずつ読んで違いを楽しんでみたいと思う。