ぼくは、どうして
わからなくなっちゃうのか、
しってる。
ばあばは、
「わすれてしまう」びょうき
なんだって。
守るべき存在がいるのに、
目をそらしているひと、
どうしていいかわからなくなっているひとに
とどいてほしい
という作者さんの願いから
作られた絵本
若年性認知症を
お母様が発症され、
その時の心情や接し方を
主人公に重ねて書かれています
「わすれられてしまう」のは
悲しいことで
見ている側がつらいことも多いですが
それだけ大切にされていたり
大切に想っていたり
すぐに優しくできない、
受け入れて対応できない人間らしさも
やわらかく優しいイラストともに
かかれていて
心の奥底に沁みてくる絵本です
だいじょうぶ。
きょうもわらっていこう。
と。