『あっ!そうなんだ!』性と生ー幼児・小学生そしておとなへ(編著:浅井春夫ほか/エイデル研究所)
性や生に関する、なぜ?なに?に分かりやすく答えてくれる本です。
こどもって、親がどきっとする質問、
いっぱいしますよね?
それらについて、ひとつずつ
ちゃんと答えてあげていますか?
この本は、子どもが性に対して抱く
さまざまな素朴な疑問に、
イラストや専門用語を使って、
わかりやすく答えてくれています。
まず前半は3部構成になっていて、
第一部は、
「おしっこのしかたななぜ違うの?」、「月経ってなあに?」、
「なんでペニスはかたくなるの?」などからだのしくみについて。
第二部は、
「赤ちゃんはどうやってできるの?」、「あかちゃんはどこから
どうやって生まれるの?」、「人が死ぬってどういうこと?」など
からだといのちについて。
第三部は、
「人をすきになるって?」、「からだをまもる」、「性的いじめ
こんなときどうするの?」など、
からだ、いのち、わたしとみんなについて
書かれてあります。
男女の性の違いだけではなく、
命について、
性的マイノリティや、
性被害についてなど
”人”を理解し受け入れる上で必要な」幅広い内容になっています。
この1部~3部は、こどもの素朴な疑問に答える、
こどものためのページ。
かわいらしいイラストで、
親子で読み進めることができます。
その後の後半部には、
「この本を手に取ってくださった方へ」と題して、
保護者や先生のための解説ページがあり、
こどもとの会話のヒントや、
専門的なアドバイスが書かれていて、
はじめて性教育をする親にとって
自信をつけてくれます。
性教育の絵本は、
どれもストレートに書かれてあります。
ひとつひとつの言葉や表現に
躊躇したりはずかしがっていては
子どもに正しく伝えることはできません。
堂々と、
時には、
「へぇ、おかあさんも知らなかった!」
「●●ちゃんはどう思う?」など
親子の会話を楽しみながら
読み進めてみてくださいね。