こんにちは
えほん教育協会
会長 浜島代志子です。
長い梅雨が続きますね。
梅雨寒ですがお元気でいらっしゃいますか。
長らくご無沙汰していました。
天童事務所移転でワサワサしておりましたが、
ようやく落ち着いてモノを書こうという気分になりました。
言い訳はここまで。
木のてっぺんにへんてこな帽子が座っていたら
どう思いますか。
おまけに帽子の下から手足が見えます。
ヒエ！
こりゃ何だ？
CG慣れしたこどもでも飛びつきますよ。
れっきとした名前があります。
その名はカングルワングル。
ホットケーキみたいな葉っぱの木のてっぺんでひとりぼっち。
奇妙な出だしですよね。
まあ、ご覧あれ！
読み手：山本志津
いかがでしたか？
ギリシャ生まれのこぐま、フルートを吹く青ひひ、トルコから来た子牛など、
次々にやってきますね。
満艦飾の動物たち、みんなリアルじゃないですね。
これが最高に良いのですよ！
絵は写実的に描かなければならない、
と教える日本の教育からは
これほど自由で楽しい発想の絵本作家は生まれないだろうな
と、思います。
残念ながらね。
話を戻しましょう。
いったいこの絵本で作者は何を言いたいのでしょうね。
カングルワングルは自分の生き方を貫く。
結果、ひとりぼっちだ。
でも、でもですよ。
あなたの帽子がすてき！
スイートホームを作らせて。
カエル、ハチ、カタツムリ達がやってきて、
だんだん大きな動物がやってきますね。
カンウルワングルの価値がわかったから来たのです。
素晴らしいね、カングルワングル！
良かったね、カングルワングル！
時代に媚びず、流されず、ほんとうに大事なことを知って生きていけば、
必ず喜びの日が来るのです。
まるで今の私のことみたいで、妙に胸に響きます。
お読みくださっているあなた様も
カングルワングルみたいに生きてみませんか。
きっと晴れる日がやってきます。
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