難波の高島屋にて開催している『不思議の国のアリス展』を見てきました。

英国マクミラン社のアーカイブから『不思議の国のアリス』および『鏡の国のアリス』の原画を含む約250点ものの絵が来ていました。

 

 

私たちがよく知っているアリスの絵は、1865年と1871年の初版時にジョン・テニエルが挿絵として付けた版画(モノクロ)が全ての元になっています。

その後このテニエルの絵を元に4人の画家が彩色した挿絵が発表されています。

 

そのそれぞれを並べて展示してあって、テニエルの原画と比較しながら鑑賞できるようになっていました。

私は、テニエルの版画か、初期の彩色のものが雰囲気があって好きだなーと思うことが多かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今ではアリスのドレスは青いものというイメージですが、赤いドレスのアリスもいたんですね!

 

 

 

 

そのテニエルの版画を元にした挿絵の数々ももちろん素晴らしかったのですが、私が今回感激したのは、

ルイス・キャロルが1864年に自ら挿絵を付け、友人の娘であるアリスにプレゼントした手作り本『地下の国のアリス』が見られたことでした。

 

当然見慣れたテニエルの挿絵とは構図もキャラクターの造形も違っているのですが、また味があって、ルイス,キャロルの頭の中のアリスの世界を見るようで、興味深く、素敵でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本業は数学者だったルイス・キャロルですが、空想力も言葉遊びも絵も長けていたんですね。