テートモダンを出た時は雨が降っていたのですが、ナショナルギャラリーに到着すると晴れていました。

ロンドンはお天気が良くないというイメージですが、滞在中はこの日だけ雨に降られましたが、あとは晴れたら曇ったりで何とかもった感じでした。

 

それはさておき、ナショナルギャラリーです!

この建物の目の前のトラファルガー広場から、全景を撮影したかったのですが、イベントの準備中で広場自体が封鎖されていて入れず…。

広場の有名なライオン像も柵の外から覗き見ただけでした。

 

サイドからですが、堂々たる建築!

展示品の総数が約2万点という世界有数の美術館です。

そして、こちらも無料。

 

 

正面玄関入ったところ。

 

展示室と展示室をつなぐところがドームになっている個所がいくつもあり、とても素敵でした。

 

 
閲覧室は天井からの自然光が入り、この時は晴れていたので、絵がすごくはっきりとよく見えました。
そしてちょっと曇った時に影が差し、絵のニュアンスに変化が生まれ、ハッとした瞬間も…。
これはあまり今までに体験したことのない感覚でした。
 

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広い展示室の中に生花が飾ってあるのも、日本ではあまり見かけないですよね。

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そして、素晴らしい絵画の数々。

 

言わずと知れたゴッホ「ひまわり」

世界に7枚あるうち、私が最も好きなひまわり。

 

このゴッホ作品は初めて見たと思います。

畑の色彩とその向こうのおひさま…すごく良かった。

 

モネの睡蓮

 

そしてこのモネ「アルジャントゥイユの雪景色」が大好き。

雪の表現には水色やピンクなどさまざまな色が使われています。

 

これも楽しみにしていたフェルメール
「ヴァージナルの前に座る女」
小さく、あまり派手さはないですが、滋味あふれる作品です。
額縁の中にこの女性の存在する世界が息づいています。
素敵…。
 

 

そして、愛ある美しいピカソ。

 

 

愉快なアンリ・ルソー「不意打ち!」

 

 

スーラの大作「アニエールの水浴」

 

 

クリムト「ヘルミーネ・ガリアの肖像」

 

 

ドガ「髪結いの女」

 

 

 

ムリーリョ「窓枠に身を乗り出した農民の少年」

 

 

ドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」

 

 

ホルバイン「大使たち」

床にだまし絵の髑髏が…。

 

 

とまぁ、挙げていけばキリがないほどですが、これでも一部改修工事中で閉鎖されていたのです。

 

あまりに素晴らしい空間で、その場に居られたことが、この上ない幸せでした。

ロンドン(近郊でも)に暮らしていたら通い詰めること間違いなし…ですが、それは夢のまた夢…ですね。

 

ミュージアムショップで、半額になっていたトランプを購入。

1枚1枚にナショナルギャラリーの代表的な絵の部分がプリントされ、タイトル・作者・制作年が記載されている優れもの。

眺めて思い出に浸るのにもってこいです(笑)

 

 

この日はこの後、息子が行きたがったピカデリーのスポーツショップへ行き、そこからフォートナム&メイソン本店へ。

お土産と自分用に少し紅茶を買いました。

その後2階建ての赤いバスに乗ってホテルへ帰りました。

よ~く歩いた一日でした。