京都国立近代美術館にて、
『小林正和とその時代ーファイバーアート、その向こうへ』を見ました。
 

 

小林正和さん、初見でしたが、デザイン的にも技術的にも美しくて素敵な作品がいっぱいでした。
さまざまな素材の繊維(糸状のものならなんでも?)を使って、平面から立体、空間芸術まで。
 
繊維を編む・織るというのは勿論のこと、張りやたわみによる緊張と弛緩の具合により、空間を隔てたり、波や動きを生んだり…。
リズムや独特の陰影が生まれ、味わいがありました。

 

繊維を並べて面を表現する面白さ。

表面だけ糸が並んでいて、中は空洞です。

 

 

乳房をイメージしているそう。

 

 

古典柄のようでいて新しい、美しい織物。

一部分を拡大すると、こんな感じ。↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さまざまなデザインもなさっていたそうで、可愛い椅子状のものが並んでいました。

 

以下は別の方の作品。

それぞれ個性があって、楽しいです。

 

 

 

 

 

 

スパンコールが並んでいるようなキラキラした椅子とランプシェードですが、実は錠剤の包装が織り込まれています。