当然だけど夜が明けたら転院の日が来た 
理学療法士の先生や 看護士さんが手を振って見送ってくれる 

ホントは行きたくないな



前回と同じ介護タクシーの運転手さんにお願いして元いた病院へ


ギリギリまでリハビリさせてもらえたから明日には手術になる

考える時間は少ない方がありがたい


今回は脳内出血で入院していた棟とは違う

あっちは救急病棟だからな

この棟のこの階は 女性疾患の患者さんだけ

とってもいい配慮だと思う


でも健常者ばっかりだから向こうの棟より少し使いにくい 車椅子用のトイレとかは 後から取って付けた感じだけど 有るだけありがたいか



リハビリ病院に転院する前 担当してくださっていたリハビリの先生達が病室に顔を出してくれて嬉しかった

こっちにいる時はギリギリ出来なかった左手でのピース✌️をドヤ顔で見てもらった

「おおー やっぱ回復期リハビリすげー」なんて言ってもらえて1か月頑張ってよかった♪って素直に思えた


術後リハビリも担当してもらえるそうで手術の怖さが なんだか少し和らいでいった


明日の手術は朝1番の8:30からで朝 目を覚ましてまたすぐに麻酔で眠らなきゃならない

 

予定では4時間ぐらい リンパへの転移があればもっと長引くみたい



わかってたけど我ながら図太いと思う


前日も普通にぐっすり眠れた


絶食はいいけど 絶飲はツラいから 朝イチの手術でありがたかった


当然だけど夜が明けたら手術の日が来た


気持ちよく目が覚めて洗面所へ行き顔を洗い

看護士さんが持って来てくれた手術着に替える

車椅子に乗って手術室へ



私はただ手術台で寝てるだけで 頑張って下さるのは先生方

まな板の上の鯉なんて 誰が初めに言ったのかな?

全くもってその通りだと思う


また4時間眠れるかな?なんて心配はまるっきり不要だった 

「眠くなるお薬入れますね」と先生に声をかけてもらったのが記憶の最後だった





名前を呼ばれて起きた


まだ手術室だった

時計を見たけど 眼鏡をかけてないのでさっぱりわからない 


「終わりましたよ 病室に帰りましょうね」

看護師さんに声をかけてもらって ベッドごと病室へ移動

痛いも痒いも感じ無いのは麻酔のおかげかな


ボーとする頭で今は何も考えたくない

もう少し寝ていよう

そう思った