イ・シヨンとは?彼女のバックグラウンドとNMB48での経歴

 

元NMB48のメンバーとして日本でのキャリアをスタートさせたイ・シヨン。彼女はソウル出身で、幼少期から日本の48グループに憧れ、アイドルになる夢を抱いていました。

 

2021年3月に行われたNMB48の追加オーディションに合格し、同年8月に大阪城ホールで開かれた公演で初披露されました。クリクリした目元と元気あふれるしゃべり方で人気を博し、2023年3月には第5回AKB48グループ歌唱力NO.1決定戦で個人最終2位という高成績を収めました。歌唱力にも定評があり、自身のロールモデルは元AKB48の渡辺麻友と語っています。

 

シヨンは2023年8月にNMB48を卒業し、「次の段階に行きたい」という目標を掲げ、韓国に戻って芸能活動を続ける決意をしました。その目標が、現在のガールズバンドQWERへの合流に繋がったのです。

 

QWERの結成は、2023年夏にYouTubeクリエイターであるキム・ゲランがタマゴプロダクションを設立し、ガールズバンドプロジェクトを開始したことがきっかけです。メンバーは、リーダー兼ドラムのチョダン、ベースのマゼンタ、ギターのニャンニョンニョンニャン、そしてメインボーカルのイ・シヨンで構成されています。

 

彼らは猛練習を積み重ね、バンドとして全員が実際に演奏できるようになりました。次の段階では、QWERとしての活動がどのように展開されるのかに注目が集まります。

 

 

 

QWERのデビューと「悩み中毒」の大ヒット

 

QWERは2023年10月18日に1stシングルアルバム「Harmony from Discord」でデビューしました。今年2月には東京・有明アリーナで開催された公演「Kstyle PARTY」に出演し、1万5000人の観客の前で3曲を披露しました。

 

4月1日には1stミニアルバム「MANITO」を発売。タイトル曲「悩み中毒」はドラムとベース、ギターリフに特徴があり、一度聞いたら耳から離れない“中毒”性があります。バンド名「QWER」はキーボードのQWERTY配列とオンラインゲームのスキル配置を指し、いかにもオタクな雰囲気が漂うのも特徴です。

 

「悩み中毒」のYouTube公式ミュージックビデオ(MV)は1270万回を超える大ヒット中で、韓国の音源チャート「Melon」のHOT100で1位、アップルミュージックで2位を記録。ガールズグループのaespaやIVE、ILLITなどと肩を並べながらも、音楽番組「ショーチャンピオン」で2位、「Mカウントダウン」と「ショー!音楽中心」で3位となるなど異例の人気を集めています。

 

特に注目されるのは、メンバーが高校の制服姿や体育着で演奏しているところです。これは日本の人気コミック「けいおん」へのオマージュであり、日本の「けいおん」ファンのハートを直撃しています。

 

また、同曲のMVは日本の地方にある廃校で撮影され、スタッフロールには多くの日本人スタッフの名前が登場し、日本風の家屋が多く確認できます。

 

このように、日本の文化やアニメを取り入れたQWERのスタイルが、韓国だけでなく日本でも人気を博しているのは、今後の活動においても大きなプラスになるでしょう。

 

シヨンの苦労と成功への道

 

シヨンはNMB48時代、男性週刊誌のグラビアでビキニ姿を披露するなど、様々なチャレンジをしてきました。しかし、彼女が語るには、コロナ禍によるアイドル活動の制限などで「生活が大変だった」時期もあったそうです。

 

その苦労を乗り越え、現在の成功を収めたシヨン。彼女は1カ月ほど前に公開した「悩み中毒」MVのリアクション動画で、感激の涙を流しながらアイドルとしての再出発を喜びました。

 

「世界的なアーティストになったら?」と聞かれると、「結婚に向けて十分なおカネを貯めることができるかな」と冗談を交えた回答をし、視聴者の笑いを誘う一面も見せました。

 

また、シヨンは制服姿でエレキギターを持ち、あいみょんの大ヒット曲を弾き語りする動画も公開しています。彼女のボーカル力はNMB48のステージで鍛えられたものであり、日本のアイドルグループの最前線にいた経験は何よりも彼女の強みです。

 

圧が強いK-POPのガールズグループに拒否反応を抱く日本の若い男性たちも、QWERなら十分“推せる”存在となるでしょう。次に、シヨンのこれからの展望について見てみましょう。

 

まとめ

 

シヨンの成功は、彼女の努力と情熱の賜物です。彼女のバックグラウンドや苦労、そして現在の成功に至るまでの道のりを振り返ると、今後も彼女がさらに大きな舞台で活躍することが期待されます。

 

QWERとしての活動が続く中、彼女の魅力はさらに多くの人々に伝わり、多くのファンを魅了し続けることでしょう。

 

これからもシヨンとQWERの活躍に注目していきたいと思います。