荒木田守武連句作品集 | ehigasaのブログ

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9月12日に「第10回荒木田守武連句大会」を開催したことを紹介しましたが、その作品集を自家作成しました。3日に斎宮の観月祭を紹介させていただきましたが、このときに斉王の和歌が満月に向かって朗々と詠われました。この時代はこの和歌を交互に歌合せをしていました。これが「連歌」と言う雅の世界でした。この雅の世界に俗を取り入れて庶民の娯楽にしたのが守武でした。
これを俳諧と言う連歌でした。後に芭蕉が俳諧として確立しました。
「俳句」と言う言葉は明治になって出来た言葉で、江戸時代は俳諧(連句)といいました。
芭蕉も一茶も蕪村も俳諧師と言われていました。
 芭蕉は僧形の自分に代わって弟子の支考を伊勢に送り込み蕉風俳諧を伊勢に根付かせました。その後全国から来る伊勢参りの人たちによって「伊勢俳諧」が全国に広がりました。これが三重県の連句の歴史です。
     作品の一部を少し紹介します。

   仮橋にそぼ降る雨や守武忌     青沙
     昼を点せる衛士の秋燈     泰左
   夜々の月急ぎ帰る児塾ならん    圭子
  
と言う様にそれぞれ違う人が前の句に付けていきます。まあ~こんなのが連句です。(笑)
今でも「一巻の終わり」とか「花を添える」、「付き合いが悪い」と言うのは連句から来た言葉です。
  (写真は表表紙と裏表紙です)
 *話は変わりますが今大雨です、明後日は台風が紀伊半島に上陸しそうです。台風が過ぎるまで写真はお休みです(笑)