神奈川の座間で、障がいや病気、入院中など様々なお子様へ
出張でベビーマッサージの癒しパワーをおとどけしたり
ベビーマッサージプロ養成講座もしている
元療育センター保育士で、今はベビーマッサージセラピスト&RTA認定講師の川島幸です
今日は、最近よく思い出すNちゃんのことを書こうと思います
Nちゃんは、私が療育センターの保育士をして数年たったころ
担任をさせていただいた、
白い小さなお花の様な本当にかわいらしい女の子です
Nちゃんは重度の仮死状態で生まれてきたお子さんでした
お顔には口唇口蓋裂があり
お食事は経管栄養でした
コントロールしきれない発作もありました
身体の筋緊張も強いお子さんでした
当時の私の仕事は
お子さんたちにとって“ようちえん”の先生でした
療育機関でしたが、私のいた通園は“ようちえん”とみんなから呼ばれていました
訓練の先生方からお子さんたちの今大切にしている事や課題を教えていただき
そのお子さんにとっての年齢に合わせた経験や
豊かな幼児期の遊びや経験を考え、グループ活動を通して
保育としての役を果たすのが私の仕事でした
簡単にいうと、お子さんとお母様たちの幼児期を豊かにし、
一緒に楽しく遊ぶ役でした
Nちゃんは、発作がとても多く、吸引も頻回だったため
グループ中も看護の先生の力をお借りして
一緒に様々なことをして遊びました
お母様は、穏やかで控えめな優しい方で
いつもにこやかに、Nちゃんに話しかけ、
グループの活動を楽しんでくださっていました(私のいたところは母子通園でした)
関わりの手掛かりが少なく、ケアの多いNちゃんをご両親でとても大切にされていらっしゃいました
Nちゃんは、身体を硬直させ、奇声を上げながら強い発作にいく度々なく耐えていました
発作のとき、
Nちゃんのくりっとした可愛いお目目は、見開かれ、血ばしり、
白くて花の様なお顔を真っ赤になり、
大粒の涙を流しながら
Nちゃんは苦しい発作と闘っていました
そんな時、私がNちゃんにしてあげられた事は
抱っこして声をかけてあげることや、手を握り声をかけてあげることぐらいでした
あるとき、お母様が私との面談で
いつもにこやかで朗らかなお母様がNちゃんを抱っこし、少しうつむきながら
「先生。この子よくなりますかね…」とつぶやかれたことがありました
もう何年も前のことですが
その時のお母様のことは、今でも昨日のことのように思い出します
その面談から数年後、Nちゃんは私のいた療育センターで、
主治医の先生や外来の看護師さんたちに見守られながら
天使となりました
Nちゃんが天使になった今も、
保育士の仕事を退職し、何年もたった今でも
私の心の中では、Nちゃんが生きています
お母様が、医療従事者でない私に、
思いをそっとつぶやかれたこと
Nちゃんのそばで感じ思った沢山の事は、
過去のことですが、私にとっては過去ではありません
Nちゃんや、それから保育士とし出会った沢山のお子さんたちとの
思い出が、
お母様たちとの思い出が
今の私の原動力になっています
お子さんたちとお母様たちとの思い出とおもいを胸に、
今私に出来ることを、これからも考え、少しずつでも歩んでいきたいと思っています
そして、ブログを通して出会った
お子様たちとお母様たちの存在が、今、前に進む道を照らしてくれています
沢山のお子様たちと、お母様たちへ
本当に本当に感謝しております
本当にありがとうございます
明日からベビースキンケアセラピスト養成講座の集中授業がスタート致します
沢山の思いを胸に、頑張りますので
皆さんも楽しみにしていて下さいね
心にもたげた思いをずるずる書いてしまいました
読みにくい文章、わかりずらい所だらけで本当にすみません
最後まで読んで下さり本当にありがとうございました