これは権力を持つ検察という「正義」の側が暴走したわけで、びっくり仰天ですが、これを阻止することは至難の業です。
「逃亡弁護士」というドラマがちょっと脳裏をよぎりました。
この主任検察官は幾多の事件を解決してきた凄腕エース検察官だったようで、そこにはエリート意識の「おごり」と、どうしても解決しなければならない当局の期待に対する「プレッシャー」があったのではないでしょうか。
こういった司直が行った過ちは、足利事件などのように「えん罪」という形で後々露見した例も記憶に新しいと思いますが、ポピュリズムを主導するマスコミにも見られる現象です。
例えば、特殊法人や独立行政法人の無駄遣いや公務員の不正を暴くワイドショーなどがありますが、その関係者等へのインタビューを流す場合、視聴者である大衆が面白おかしく興奮するように、インタビューの内容を改ざんしています。
「しています
」と断言しているのは、私もインタビューを受けた人を知っています。改ざんを指摘して抗議すると、「放送時間の関係で編集した」と弁解していましたが、実はインタビューのシナリオはできていて、レポーターは誘導尋問でシナリオどおりのインタビューに仕上げる訳ですが、たまに予期せぬ、あるいはマスコミに都合の悪い部分はカットします。(レポーターが現場にシナリオを忘れて、後で慌てて取りに戻ってきました
)こういうことは、視聴率を重視するあまり、ドキュメンタリーなどでもたびたび「やらせ」という形で露呈します。
プロデューサーや制作担当者には、俺たちはマスコミだという「おごり」と、スポンサー等から視聴率という「プレッシャー」を課せられているのではないでしょうか。
そうすると必然的に視聴率が取れる面白いストリーが必要になる。
すなわち、検察側と程度は違いますが、同じ暴走と言えるのではないでしょうか

今回の事件をある意味権力者であるマスコミも、他人事ではないと自覚すべきでしょう。
村木女史の名誉は回復しましたが、悪意のインタビューで、職業人生が変わった人間もいますから…