昨夜、某テレビ局のドキュメント番組で、「助けて」と言えない30代、という番組をやっていて考えさせられました。
昨年、30代の若者が生活に困窮し孤独死した放送に多くの反響があり、再度、企画されたものでした。
生活に困窮し、命に危険を及ぼしかねない状況になっても助けを求めない30代。
30代の若い人たちに何が起こっているのでしょう。
きっかけはリストラだったりするのでしょうが、その原因が自己責任だと自らを責め、「努力が足りなかった」「自分が悪い」とあきらめているそうです。
「平等」とか「ゆとり」といった学校教育を受けてきた彼らですが、就活時期の1995年当時は就職氷河期と言われ、やっと入社した会社ではまだスキルも身についていないのにノルマを与えられ、「成果主義」という荒波に放り出され、上司や先輩からは「お前の努力が足りないからだ」、「ダメなら代わりはいるんだぞ」と恫喝されて来たのではないでしょうか。
「甘えるな」の成果主義に翻弄され、助けてもらうという発想が無くなり、最後は「あきらめる」という悲しい結末。
その結末が孤独死ということになるのではないでしょうか。
「自己責任論」と言うとかっこいいですが、要は社会が助けないための理屈ではないでしょうか。
今さら思うことは、学校教育にもっと「職業教育」を取り入れていたら、少しは世の中変わっていたのかなあ、と思うこともあります。
学校教育は文科省、職業教育は厚労省という縦割行政に邪魔されていますが、子供たちの職業意識を醸成して、社会に送り出すことがこの国の存続であり、未来の繁栄だと思います。
そういう中で、京都にある「私のしごと館」は、その役割を担っていると思うのですが、この3月で廃止されます。
また、最近の生活保護世帯は128万世帯に達しまだ増加傾向です。
この社会福祉保障の費用約3兆円を捻出したり、緊急雇用対策で企業に雇用調整金をばらまくことが、政府の仕事ではないはずです。
国会は、政治資金の件は司直にゆだね、マスコミに左右されず、本気でこの国をどうするのか、死に体の自民党も加えて、真剣に議論して欲しいものです。