14年ぶりの最高水準、米国クレジットカード延滞率
最近、米国のクレジットカードの延滞率が2008年の経済危機以降最大水準という報告があります。
大部分、下記のチャートを引用して説明しています。
*本記事は2025年6月16日の市況を扱っています。
5月中旬からX(旧ツイッター)などのサイトでこのチャートが良く見られました。
このチャートは「90日以上延滞している口座」の比率を表すチャートです。
既に今年、延滞率は12%を超えました。
ネットの個人投資家たちは、基本的な原因を「実質賃金が上がらない」だからと解釈しています。
その上、2022年米国金利引き上げや、コロナ時代の浮揚策の効果が終わったことが原因だと推定しています。
クレジットカード延滞率はただのデータではなく、実際の家計負債リスクを見せます。
特に、クレジットカード延滞は普通低所得層から支払い不能状態になります。
(それを支払える貯金などがないため)
こんな状況が続いたらリテールセクトやハイイールド債権に悪影響を与える可能性もあります。
FED(連邦準備制度理事会)ももちろんこのようなシグナルを把握していると思いますが、
6月18日の会議で金利を引き下げるかは未知数ですね。
個人的な意見は、今回も金利維持じゃないかなと予想します…。
※ 注意事項:
本記事は個人的な投資の学習と記録を目的としたものであり、
特定の銘柄や分野の推奨または見通しを示すものではありません。
投資判断は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。
