韓国年金改革:保険料率と所得代替率両方引き上げ
こんにちは!古典部員です!!
もう天気は春の感じですね!![]()
僕は3回目のコロナにかかって、今週本当に大変でした![]()
皆様もぜひ気をつけてください!
1.保険料率の引き上げ
韓国は1998年以降、年金保険料率を引き上げたことが全然ないです!
保険料率は、簡単に言えば加入者が所得から支払う金額の比率です。
その上、韓国の国民年金は義務加入です!![]()
加入したくなくても無条件加入することですね。
最近の若者はこのシステムに文句もっている人も結構あいます!
なら今までの保険料率はどのぐらいだったのか?
今までの韓国の保険料率は9%でした。
この中で半分は企業が支払うから、実質的に勤労者が負担する金額は月収の4.5%です。
ですが韓国は皆様のご存知どおり出産率の低下のせいで未来の年金保障が不透明な状態です。
そもそも、韓国は1998年の時点で出産率が1.5以下だった(...)![]()
これはとこまでも古典部員、僕の個人的な感想ですが、昔からの計算自体に問題があるのではないかと考えます。
今回与野党が合意した年金改革案はその保険料率を13%まで引き上げること。
毎年0.5%づつ引き上げ、最終的に個人負担は月収の6.5%になることです。
なら問題解決?
(もちろん、もっと複雑な問題があります。
韓国は資産も国民年金も無い老人に税金で支給する基礎年金があるんですが、これに関しては次に...)
2.所得代替率も引き上げ!
問題は、今回の改革案は所得代替率も引き上げること。
所得代替率は「生涯平均所得に対して受領出来る年金金額の比率」です。
つまり、どのぐらい受けるのが出来るかの問題ですね。
今回の改革案では、既存40%まで引き下げる予定だった所得代替率を、
43%まで引き上げることです。
結局、支払う金額も引き上げ、受ける金額も引き上げる改革になりました。![]()
この改革案のどおりなら年金枯渇は6年遅くなる展望。
ですが、根本的な解決策ではないから、僕的には全般的に懐疑な感じですね。
その上、今回韓国は「年金支給義務化」法案も共に通過されました。
国に年金の支給義務があることにする法案ですが、
個人的な感想は、「法に書いたら終わり?」というものですね。![]()
結局枯渇後には税金で年金を埋めることになるんですが、
今生まれた世代とその次の世代に重すぎな負担ではないかと思います。
だれのための改革か?若者の抵抗も高まっているです。![]()
参考資料
1.韓国保険福祉部、国民年金基準所得月額 上・下限額 7月から4.5%引き上げ
