韓国「月刊財政動向2月」発表
こんにちは!古典部員です!
木曜日(13日)に韓国の企画財政部は「財政動向」を発表しました。
今はまだ正確な資料ではなく、確定値は4月の財政動向で発表する予定です。
(写真をクリックすると、ダウンロードサイトに移動します。*1)
今回の財政動向で注目するポイントは2つだと思います。
1.韓国税収入が大幅減少(3兆円減少)
2.韓国政府予算の赤字は続く
1.税収入が減少した原因は?
基本的に税収入で法人税と所得税は多い部分を占めています。
たとえ、2023年の韓国税収入は36.7兆円でした。
その中、法人税は8兆円でした。
2024年は2023年の法人税より減少した6.2兆円でした。
問題は、2022年の10.3兆円に比べてほぼ半分の金額と言うこと。
韓国の法人税の減少は、当然、韓国の実績悪化のせい。
実際に、韓国の企業は2023年の実績が2022年の半分ぐらいでした。
特に、2023年にはサムスン電子が赤字のせいで法人税を支払わなかったんでした。
逆に韓国の所得税は増えたのだが、労働所得税と利回り所得税の上昇が原因と見られます。
(もちろん、全般的な税収入は減少しました)
2.韓国政府予算の赤字の続く
問題は、こんな税収入の減少は政府が全然予想出来なかったことというもの。
ただ税収入が減らしたのではなく、予想より減らしたのが問題です。
こんな状況なら国債の発行などで追加予算を確保しなきゃならない状況です。
(最悪の場合は、実施中のプロジェクトや事業の縮小またはキャンセルになります)
韓国は2024年から個人に国債販売を開始しましたが、
これも予算不足に関係があると思います。(個人意見)
韓国の野党は先週3.5兆円相当の追加更正予算(追更)を要求しました。
もちろん赤字にもかかわらず、必要なところがあると追加予算を使うのは当然だと思います。
ですが、こんな状況なら予算案編成の正当性をもっと厳しく検討しなきゃならないんだと思います。
参考資料
1.「月刊 財政動向」 2025年 2月号 発刊


