企業分析: Monster Beverage(MNST)

 

 

こんにちは!古典部員です!

皆様、エナジードリンク、好きですか?

僕はカフェイン飲み物が好きすぎで、良く飲むんです!

特にどんどん暑くなっている最近、毎日1缶飲むくらい好きです!

 

(モンスターエナジーのベストセラー *1)

 

その中モンスターエナジーは僕に格別で、良く飲みます。

大学院の時代には、毎月ボックスで注文して飲んだ記憶もあります!

今日はこのモンスターエナジーを生産する企業、モンスターベバリッジ(MNST)を調べてみましょう。

 

*本記事は2024年6月30日の市況を扱っています。

 

1. MNSTの株価推移

 

皆様、25年間一番成長した株式、ご存知ですか?

なんとMNSTが25年間一番株価成長した企業らしいんです!(*2)

これは最近米株式市場を牽引しているアップル(AAPL)やエヌビディア(NVDA)より高いです。

それでネットでは(なぜか)「10年間一番株価が成長した企業」と良く呼ばれています。

 

 

MNSTはナスダックに上場している企業で、発行済株式は約10億4千万株です。

昨日(6月28日)終値は49.95ドルで、小幅減少しました。

MNSTの株価は最近は少し下落していますが、成長余地は十分だと見えている企業です。

最近続いている戦争のせいでエナジードリンクの需要も高くなったと見る見解もあります。

何より、グロバルエナジードリンク市場はたゆまず成長中です。

それで色んなアナリストは株価ターゲットを60ドル線で見ています。(*3)

 

2. MNSTの財務状態

モンスターベバリッジの特徴は、負債が無いことです。

あと、現金を結構保有しているのも特徴と思います。

 

(モンスターベバリッジや子会社の貸借対照表*4)

 

実際にMNSTの1四半期(1Q)の報告書を見たら、現金性資産が負債の5倍ぐらいです。

あと、単純現金だけも負債の2倍です。

それでMNSTの財務状態はとっても堅実な状態と見えます。

ですがこの現金で何をしているのか、非効率的に使っているのではないか、考慮する必要もあると思います。

 

あと、コカ・コーラ(KO)との戦略的な提携関係にあるので、

KOとは密接な関連がある企業です。

実際、KOがMNSTの持分約10%ぐらいを持っているで、その点も注目に値すると思います。

 

3. MNSTの売り出しと実績

(MNSTの売り出し*4)

 

MNSTの最近純利益率は凄く高いです。

最近株価の推移が理解できないぐらい、実績は良いと見えます。

MNSTの収入大部分はエナジードリンク「Monster Energy」の販売からです。

MNSTの年間報告書を見たらもっと詳しい情報を確認するのができます。

 

(MNSTの配当記録、配当は一回も支給しなかった)

 

こんなに良い実績を現わせていますが、驚くべきことに配当金は一回も支給したことが無いです!

 

(2023年の自社株買いの結果*2)

 

その代わり、MNSTは自社株買いを行っています。

その規模も、結構攻撃的と見えます。

株主還元はこんな風、自社株買いを通じて行っているのも考慮して下さい。

 

4. 総評

モンスターエナジーは世界第2位のエナジードリンクブランドで、

(1位は非上場企業、レッドブルです。)

成長しているエナジードリンク市場を考えるとモンスターベバリッジは展望が良い企業だと思います。

あと、この20年間のパフォーマンスも信頼出来ると見えます。

特に、大企業コカ・コーラとの戦略的な提携や積極的な自社株買いは肯定的に評価できると思います。

 

ですが、市場の変動性や色んなリスクも考慮する必要があります。

MNSTの売り出しが大部分がエナジードリンクから出るのは少しリスクになると見えます。

特に、エナジードリンクが健康上の理由で政府当局から規制の対象が出来る可能性も排除できないので、

こんなことも考慮する方が良いと思います。

 

※ 注意事項:

本記事は個人的な投資の学習と記録を目的としたものであり、

特定の銘柄や分野の推奨または見通しを示すものではありません。

投資判断は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。

 

 

参考資料

1. Monster Energy Brand Site

https://www.monsterenergy.com/

 

2. YCharts, The 10 Best Performing Stocks in the Last 25 Years

 
4. Monster Beverage Corporation