自動車学校に入り、仮免許にも合格して何回か路上にも出ました。
センサーやカメラがついていないアクセラを運転するのは最早安全運転義務違反と言えるでしょう。(は?)
今回はオタオタしい教習生という目線で普段私が世話になっているアクセラ教習車の悪口感想を書いてみたいと思います。
どんなクルマ?
マツダの中級セダン・ハッチバックのアクセラをベースにした教習車です。
教習車はセダンがベースとなっていて、私が世話になっているのは3代目のモデルです。
一般向けのアクセラに追加ミラーや教官用ブレーキを付けただけの車だと思っていましたが、調べた所によるとエンジンは一般向けにはない専用の1600ccとなっており、トランスミッションも変更されています。
これは低回転での力不足を防ぐことや、教習生の扱いやすさを重視した結果だということで、我々からしたらとてもありがたい改良です。
長所・短所
長所
①ドライビングポジションが取りやすい
②ペダルの配置が良い
③ブレーキが調節しやすい
④ドアミラーが見易い
⑤デザインが結構イケてる
短所
①全方位の視界がとても悪い
②ピラーが寝過ぎでフロントシートが狭い
③リアシートが狭い
④ヘッドライトが暗い
まず長所から解説して行きます。
①ドライビングポジションについて
いつからか知りませんが、マツダの車はドライビングポジションの取りやすさと、それによる運転のしやすさを盛んに宣伝しています。
アクセラ教習車もその通りの作りをしていて、ハンドルや運転席のシートは調整幅を広く取ってあります。私は男性ながら身長162cmと生物学的に見たらわりと小柄なほうですが、今のところドライビングポジションに違和感はありません。
②ペダル配置について
①とも少しかぶりますが、運転席に座って足を伸ばした先にアクセルがあります。3つのペダルに対して迷いなく操作ができるので安心して運転できます。また、ペダルは3つともがっちりした印象で、安心感が更に増しています。
③ブレーキについて
ブレーキの効き具合はペダルを踏んだ深さで調整しやすいような気がします。
と、言ってもこのアクセラ教習車以外は運転したことがないので余りアテにはなりません。
④ドアミラーについて
大きめのドアミラーがついています。
広い範囲を写してくれるので見易いです。
⑤デザインについて
デザインの好き嫌いなどというのは完全に主観ですが、大胆に寝かせたAピラーや、ロングノーズ風のフロント部分などはマセラティみたいで格好良いと思います。
見た目が良いからという理由で導入する教習所もあるんだとか。
次に短所について書いてみます。
①視界の悪さについて
マツダは教習車のカタログで「前方から斜め前方の視界には気を使った」と言っていますが、開発者の方々は正気でしょうか。
フロントガラスも含め、運転席のシートの高さ(ヒップポイント)に対してどの窓も下端の位置が高過ぎます。
ふくらはぎのように太いAピラーと相まって、カタログでアピールしている斜め前方だって大して見えません。
自慢にはなりませんが、大して細くない私の足首のほうがまだ細いでしょう。
また、後方や斜め後方についても、後ろに行くに従って窓を小さくしたデザインのおかげでよく見えません。
車を道の左側に寄せる場面でも、車の左側の端がどこにあるのかいまいち掴みにくいです。
先ほど見た目が良いからと導入する教習所があると書きましたが、視界のよくないこの車が国内の教習車シェア50%近いというのですから、ずいぶんと皮肉なものです。
②ピラーについて
自動車の柱はピラーと呼びます。
アクセラはAピラーをものすごく寝かせています。
これにより、作り損なったマセラティのような格好の良いデザインを手に入れた訳ですが、中に入る人間からしてみたらどうも狭い感じがします。別にミニバンのような車と比較してというようなことでなく、太いピラーと相まって普通に狭いです。また、Aピラー(とフロントガラス)を寝かせたことによって、人がフロントガラスに近づく格好になり、ワイパーを作動させた時はワイパーに殴られるのではないかと妙な気持ちになりました。
三本和彦さんに言わせれば、年中フロントガラスのふちが目に入っておもしろくないというやつでしょうか。
③リアシートについて
仮免許の運転試験で少し座っただけですが、大きな車の割に広くありません。おまけにドアを閉めると顔の近くにはピラーやガラスではなく真っ黒なドアの内張りが来ます。閉塞感が伴います。
※合同教習等でリアシートに座りましたが、内張りが顔の横に来るようなことはありませんでしたのでここで訂正します。
また、決して広くはないですが、特別騒ぐ程狭い訳でもありませんでした。むしろ狭いのは運転席かもしれません。
ただし、思ったよりは良いリアシートですが腰が落ちつかない印象があります。
第一印象があまりよくなかったということで、元の文章も残しておきます。
④ヘッドライトの暗さについて
これはプロジェクター式ハロゲンヘッドライトというライト共通の問題であって、アクセラが悪い訳ではありません。
このライトは上下左右の光の漏れが少ないのが特徴です。
逆に言えば照らされている部分とそうでない部分の差が著しいということです。初めての夜間走行は怖くてたまりませんでした。
余談ながら、プロジェクター式ハロゲンライトというのはライトが暗いと評判のS13シルビアやA31セフィーロに付いていたのと同じものです。
総評
さまざまな欠点を挙げましたが、教習生から見たこのアクセラ教習車における最大の問題は、やはり視界の悪さだと言えます。
せっかくのドライビングポジションやペダル配置が視界に邪魔をされて活きていません。
逆に言えばドライビングポジションは取りやすい上に操作もしやすいのですから、それなりの視界を確保した上で、このドライビングポジションや操作性を実現して欲しかったと強く思います。
マツダに対する要望は、とにかく視界を良くしてほしいというその一点に尽きます。
