普段、私はAMEFURASSHIの鈴木萌花ちゃんを推すアイドルオタクとして通っていますが、同時に少々偏った嗜好を持つ自動車オタクでもあります。
そんな私のところへ車がやってきてから9か月くらい経過したので、感想をぼちぼち書いてみることにしました。
(アップロードするタイミングを見失っていたとも言う)
何の車を買ったのか?
偏った嗜好を遺憾なく発揮し、スバルレガシィを購入しました。
と、言っても今売られているレガシィアウトバックではなく、もう少し古くて小さいレガシィです。
2009年式の4代目のツーリングワゴンを購入しました。
もっと経済的な車も検討しましたが、結局のところまともな個体はどんどん減ってしまうこと、メンテナンスの問題などもあることから、乗れるうちに乗っておこうと思ったまでです。
▲私のレガシィと萌花ちゃんのアクキー
レガシィはどんな車?
レガシィは1989年に発売されたスバルの中型セダン、ステーションワゴンです。
当初から世界戦略車として開発されていたようですが、その一方で、この4代目に至るまで、日本で扱いやすいサイズを維持したことから国内でも根強い人気がありました。
一見普通の車に見えて、スポーツカー顔負けの走りを披露するターボモデルに憧れた人も多いことと思います。
4代目のレガシィではそれまで積み重ねた走りの良さと安全性をさらに高いレベルに引き上げ、かつ時代の要求する環境性能を実現するためにプラットフォームの新規開発が行われました。
そのおかげか、3代目モデル比で100kgともいわれる大幅な軽量化を実現しています。
また、一部車種での5速ATの採用や内装の質感の向上、静粛性の向上などプレミアムカー的な要素を高めたモデルでもありました。
グレード・仕様など
私のレガシィは4代目として最後の年次改良を受けたアプライドF型です。
(スバルの車は、アプライドA型から始まり、毎年行われる年次改良の度にアプライドB、C...と変わっていきます)
4代目のレガシィはグレードが多く、特別仕様車まで含めると数多の仕様がありますが、私が買ったのはツーリングワゴンの”2.0i アドバンテージライン”という特別仕様車です。
マニアなら2.0iというグレード名でわかる通り、この車はターボもビルシュタインダンパーもないすっぴんの車。
ただし、レガシィの魅力をターボやビルシュタインダンパーだと思ってはいけません。
2.0iはレガシィの素直な走りはそのままに経済性をプラスし、あたりが柔らかく、ゆったり乗りたくなる良い車です。
ちなみに、素の2.0iでは5速MTもありましたが、アドバンテージラインはパドルシフト付き4速ATのみの設定でした。
アドバンテージラインには、すっぴんの2.0iでは選べないチルト&テレスコピックステアリング(標準車はチルトのみ)、キーレスアクセス&プッシュスタート(いわゆるスマートキー)、パワーシート、パドルシフト、後席用エアコン吹き出し口などの豪華装備がついています。
正直なところ、チルト&テレスコピックステアリング以外はどうでもよかったのですが、スマートキーは使ってみると大変便利ですし、パドルシフトもエンジンブレーキを効かせたいときに便利です。
実際に乗ってみて
いくらカタログ上の装備が良かったところで、走ってダメなら車としての価値はあってないようなもんですが、乗った時の印象も良いので気に入っています。
視界について
運転席に座り、ポジションを合わせて感じたのは全方位にわたる視界の良さ。
レガシィはもともとセダンとステーションワゴンなので、最近流行のSUVや軽スーパーハイトワゴンなどと比べると驚くほど着座位置が低く設定されています。
しかし、ボンネットと窓の下端が低いので、視界の息苦しさみたいなものは全くありません。
教習車だった3代目のアクセラは座席を目いっぱいに上げて、頭上が狭苦しく感じるようなポジションにしても全方位にわたり視界が悪く、圧迫感があって嫌な思いをしましたが、レガシィの場合はそんなことをしなくても安心して運転することができます。
バックモニターはついていませんが、視界が良いのでそんなに困りません。
まぁ、あって困るものではありませんが...。
▲優れた視界(伝わるかな?)。車内はなんとなく落ち着いた雰囲気。
動かしてみて
実際の走りは...、あれこれ言えるほど詳しいわけでもなく、飛ばすわけでもありませんが、背が低いのでロール感もなく、風に煽られることもなく、これもまた安心感があります。
直進安定性が矢のように良いので、少しくらい路面が荒れていても恐怖感などはなく、なにより長距離を走っても疲れません。
ステアリングは若干重めで、パワステがどっしりとした感じに味付けされているところが好印象です。
切り増していっても急に重くなったり、逆に低速時にぐりぐりと切った時にハンドルが先走ったりするような違和感もありません。
この自然な感じはさすが油圧式、と言ったところでしょうか。
たまに電動式の車に乗ると「ナンカコレジャナイ...」感があります。
それから、ブレーキペダルを踏み込んだ深さに応じて効き具合が変わるブレーキもお気に入りです。
世の中には、ペダルを踏み込んでいくとあるところで急にカックンとブレーキが効くような感覚の車もありますが、レガシィはそういったことはなく、扱いやすく感じます。
ただ、クルマの性格を考えるともう少し踏力が重めでも良い気がしないでもないですが...。
購入当初は特にエンジン音が静かだと思いましたが、最近の車に乗ってみると「なんだか静かすぎて乗りにくい...」などと言い出す始末。
実は結構音が入ってきているのでした。しかしながら、エンジンの音は決して雑音という感じではなく心地よい音がします。音にまでこだわってチューニングしたとかで、その言葉に偽りはありませんね。
音を冷静に分析してみると、特に後方からの音が結構入ってくるような気がします。
この辺りは15年分の劣化と、リアバルクヘッドのないワゴンボディ故の問題でしょうか。今度はレグノでも履かせてみようと考えているところです。
その他、4代目レガシィはサスペンションが固めという意見もありますが、私のF型の2.0iに限れば特段固いとは思いません。
実家にあった初代フィットのほうがよっぽどゴツゴツしていました。
(ちなみに、私はふわふわ柔らかくロールする足回りよりはゴツゴツのほうが好きです。)
ただし、2.0iは所謂「普通の車」として作られたグレードなので、柔らかめに設定しているということもあると思います。ほかのグレードはどうか分かりません。
燃費...?ナニソレオイシイノ?
前席と後席、室内
先述の通り、着座位置はかなり低めです。
代車で借りた先代インプレッサなどと比べても明らかに低いです。
さて、このレガシィはシートの評価が人によって非常に大きく分かれる車です。
私個人としては運転席はホールド感が高く、長距離を走っても疲れないので、割とよくできたシートだと思っています。
ただ、ランバーサポート(背もたれの腰のあたりの張り出し具合を調整できる機能)はいちばん平らな状態がジャストフィットなので、こればっかりは何のための機能なのかよくわかりません。私が猫背だからでしょうか...?
その他、運転席にはポジションメモリー付きパワーシートがついていて、ポジションを2パターン記憶させることができます。
ただし、配偶者も恋人もいない私の場合は車内の掃除をした後にポジションを復帰させるくらいしか役に立ちません。悲しい...
ペダルレイアウトは後輪駆動車やマツダに比べると、やや中央よりかもしれません。
ただし、操作性に影響があるほどではなく、右ハンドルの国産FF車としてはごく普通と言えるでしょう。(厳密にはレガシィはFFベースの四駆ですが)
私は吊り下げペダルが好き、というか教習車だったアクセラのオルガンペダルが非常に嫌だったので、吊り下げペダルを採用しているところも好印象です。
▲運転席の様子 (運転席だけシートベルトの巻取りが少々弱り気味...)
よくできた前席に対して、リアシートはこれといって特徴はなく、可もなく不可もなくと言った印象です。
「とりあえず大人2人が座る」には十分な空間が確保されていますが、かといって5代目以降のレガシィのように、足が組めるほどの広大なスペースを備えているわけではありません。まぁ、サイズを考えれば普通でしょう。
後席でちょっと気になるのは着座位置の低さ。
このおかげで頭上空間はかなりのものですが、座面とフロアの位置関係からしてもう少し高くても良いような気もします。
その他、アドバンテージラインには特別装備で後席にもエアコン吹き出し口と、カップホルダー付きのひじ掛けがついています。
(部品自体は上級のターボモデルや3000ccモデルと同じ?)
一人で乗るのがほとんどな私には特にメリットはありませんが、後席に乗る人にとってはありがたいでしょう。
▲リアシートの様子(withラベルレスやかんの麦茶)
インパネとドアトリムの上半分はソフトパッド?的なちょっと柔らかい素材が使われています。
しかし、インパネは経年劣化でべたべたする持病があるとか。
私の個体も現車確認の段階ではインパネがべたべたしていましたが、尋ねるまでもなく交換しますということでありがたく交換してもらいました。
この素材はべたつかない限りなんだか高級車みたいで良いですね。
デザインそのものはシンプルですが、落ち着きがあって良いと思います。
その他、Aピラートリムとサンバイザーが布張りなのも驚いたポイントです。
レヴォーグでは布張りのAピラートリムは使われていなかった(気がする)ので、ちょっとだけニヤッとしてしまいました。
特徴的な装備としては6連CDチェンジャーが挙げられます。
昔よくあった後付け品ではなく、れっきとしたインダッシュ型純正オーディオ。
『LEGACYプレミアムサウンドシステム』というようです。
6個スピーカーがついていて、音もそこそこ良いのではないでしょうか。
どうせならメーカーオプションのマッキントッシュがついていたら面白かったですね。
それにしてもCDチェンジャーなんて使うのは、昔実家にあった平成一桁の車以来です。
AMEFURASSHIのCDをチェンジャーで聴いている人なんてきっと私だけでしょう。
荷室
私のレガシィはワゴンなので、荷室は文句なしの広大な空間が広がっています。
2代目や3代目のレガシィと比べて狭くなったともいわれていますが、普通の人が普通に使っている限り、これだけの広さがあれば特に困ることは無いでしょう。
これだけ広いと空気を運んでいるような虚しい気持ちになりそうですが、意外とそうでもありません。家具などを買いに行っても心理的な余裕は段違いです。
その他、今では珍しくありませんが、トランクの床下収納が充実しています。
三角の表示板やトノカバー(荷室の巻取り式目かくし)のほか、ちょっとしたメンテナンス道具も入れておけます。私は三角停止版のほかに輪留めと折り畳み式の三角コーンを入れてあります。
また、荷室左右の壁面についたスイッチで後席の背もたれを倒せる機能は頻繁にリアシートを倒す人には便利でしょう。流石”ワゴンのスバル”といった印象です。
▲衣料ケース2個を余裕で飲み込むレガシィの荷室。とにかく広い。
外観
もともと外観に惚れて購入したこの車。外観は文句なしです。
余計な線がなく、おまけにサッシュレスドアなので外観はとてもシンプルでクリーンな印象。
2003年の登場時は「存在として美しいか、否か。」というキャッチフレーズを掲げて登場したほどで、その言葉通り美しい車だと思います。
踏ん張り感のあるフェンダーと、大きく削ぎ落されたショルダー部分、そして上方に行くにしたがって幅が絞り込まれていくキャビンのデザインは、非常に寸法の使い方が”贅沢”だと感じます。
今の時代、1730mmの全幅でこのデザインをしようと思っても難しいでしょう。
それでいて、特に車内の幅に不満はないので、よくできているなぁ...と感じます。
4代目までのレガシィの特徴であるサッシュレスドアは、すっきりした外観という美観におけるメリットのほかに、窓を全開にしてしまえば上半分が何も残らないため、狭い場所での乗り降りが楽というメリットもあります。
それを見越してか、スマートキーのボタンを長押しすることで、運転席の窓の開閉ができる機能がついています。狭い立駐で何度か役に立ちました。
私の記憶が定かなら、4代目のレガシィは国産の4ドアセダン・ワゴンとしては最後までサッシュレスドアを採用していた車種です。
2ドアクーペのサッシュレス車は今でもたくさんありますが、国産の4ドアサッシュレス車はかつてのレオーネから始まり、最後に残ったのもスバルのレガシィだったのでした。
不具合等
古い車なので多少の不具合は避けられません。
・左折時などの振動
トランスファークラッチ(湿式多板クラッチ?)に不具合があったらしく、小さく曲がろうとすると振動が発生していました。保証で修理していただきました。
・ドライブシャフトブーツとボールジョイントブーツの裂け
ゴム部品なので仕方ありませんが、いつの間にか劣化で裂けていたようです。
マメにボンネットを開けているので、ドライブシャフトブーツの裂けには気づきましたが、家にタイヤを外す設備はないのでボールジョイントには気づきませんでした。
こちらも保証が使えるとのことで、保証で修理していただきました。
・ウインドウウォッシャーホースの崩壊
ボンネットの裏にウォッシャーホースが這っているのですが、これが熱でやられたらしく、ウォッシャー液がほとんど出なくなってしまいました。
修理を依頼しても良かったのですが、視界に関わる部分なので悠長なことを言っていられません。
ネットで調べたところ、内径4mmのホースが使えるとのことで、ホームセンターで内径4mmの耐熱ホースを2m分購入して自分で修理しました。900円で直せました。
総評と今後
ディーラーで購入した中古車なので、購入当時すでに14年落ちにも関わらず保証付きです。
意外と経年劣化で壊れるので(15年も経てば当たり前ですが)、保証付きで良かったなぁ、というのが正直なところ。
無保証の車を買ってたら心が折れてたかも(手放すかどうかという意味ではなく)。
ありがたいことです。
4代目のレガシィはとても良い車ではありますが、そうはいっても古い車なので、どこの店で買うかを問わず「安いから買おう」みたいな人にはお勧めしません。
2009年式という微妙な年式の車に乗っているせいか、たまに「新しい車に乗らないの?」と言われるのですが、決してお金がないからこの車に乗っているわけではないのです。
っていうか、それ、アイドルに例えると「○○ちゃんのほうがかわいいのになんで△△ちゃんを推してるの?」みたいな質問をするのと変わらないのでやめていただきたい...。
4代目のレガシィは、かつて小学生だった私がその美しいデザインに惚れ込み、
「大人になったら絶対にレガシィに乗るんだ!」と決め、そして恋焦がれた特別な車です。
そして時は経ち、ディーラーに少し無理を言って売ってもらいました。
今でも時々下取りには入るようですが、それでも"ディーラーの中古車"として売り物になる個体はなかなか無いらしく、担当の方もだいぶ苦労されたようです。
いろんな人の思いが乗った私のレガシィ。
間違っても簡単に手放して良い車ではありません。
部品供給の問題など、いつまで乗れるかちょっと心配なところもありますが、できる限り長い期間、この車と付き合っていけたらよいと思っています。
せっかくのグランドツーリングカーですし、「大好きな車で、大好きな推しメンに会いに行く」、なんてことにも挑戦してみたいと思いました。
これからもよろしくね!レガシィさん!
おまけ
先日のイベントの特典会でツーショット写真を撮らせていただいたスタプラ研究生の西村美海ちゃんですが、何気なくプロフィールを見ていると2009年2月20日生まれとのこと。そして私のレガシィも初度登録は2009年2月...。(日は車検証に記載なし)
頭の中がこんがらがりそうです。
なんと、このレガシィは一人の女の子が生まれてからアイドルになるまでの長い期間を走り続け、そしてマニアの下で現在も走り続けているのでした。
なんか、いろんな意味でびっくり...。
▲そのときのブログ(2s写真は出てきません)
おしまい




