12/22に、ステラボールでアメフラっシのワンマンライブが行われました。

2023年は「4年ぶりのオタク活動再開」「オタク活動第2章」などと称して、2回ほどフリイベには行きましたが、金を払ってライブを見るのは本当に久しぶりのことなので、感想みたいなものを纏めたいと思います。

 

って...このブログを書き始めたのはライブ直後なのに、いつの間にやら世間は1月半ば。

鮮度は落ちましたが、ワインみたいによく熟れた文章ということで(?)

読みにくい文章ではありますが、読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

・会場

会場は品川ステラボールというところでした。

名前くらいは聞いたことがありましたが、実際に行くのは初めてでした。

中は平場と2階席という構成でした。

 

余談ですが、ステラボールのある品川はベンツがたくさん走っていて、田舎者の私はひたすら驚いていました。

 

 

・セットリスト

(上記サイトより引用・一部改変)

 

M01. BAD GIRL
M02. Fly Out
M03. ALIVE
M04. ARTIFICIAL GIRL
M05. Batabata Morning
M06. グラデーション
M07. Magic of love
M08. Tongue Twister
M09. MOI
M10. MICHI
M11. DISCO-TRAIN
M12. ミクロコスモス・マクロコスモス
M13. 月並みファンタジー
M14. Rain Makers!!
M15. Lucky Number
M16. UNDER THE RAIN
M17. Drama
M18. Blow Your Mind
M19. Love is love
M20. メタモルフォーズ
M21. DROP DROP
M22. SPIN
<Encore>
M23(EN1). 轟音
M24(EN2). Colors
M25(EN3). Staring at You
 

(引用終わり)

セットリストはこんな具合でした。

 

セットリストの予想などは全くせずにライブに来たのですが、1曲目がBad Girlになるのは納得ですね。

曲が始まる直前くらいだったと思いますが、ステージに出てきた愛来ちゃんのシルエットがとにかく美しかったのが印象的でした。

 

それから飛びまして、3曲目のALIVE。

皆さんご存じのノリの良い曲です。うちわを振りまわすのが楽しかったです...って私はうちわを持っていないので手を振り回しておりました。

あと、ノリの良さで忘れがちですが結構歌詞が深いこと言ってるなと思います。

 

5曲目のBatabata Morning

この曲は目覚まし時計みたいなかわいい萌花ちゃんから始まるので、あの振付がどうしても見たかった私はちょっと背伸びをして、なんとか隙間から見ることができました。かわいかったです。

それから、急にステージから消えたかと思うと、画面の中とリンクした演出が始まって、そして衣装の変わったメンバーが出てきました。面白い演出でした。

なにより、曲全体がかわいいですよね。

 

6曲目のグラデーション

この曲を聴いていると脳内をいろいろな感情が通り抜けていきます。4年分の後悔みたいな何かとか、個人的な諸々とか、みんな大人になったね的な謎感情とか、本当にいろいろです。ライブ特有の興奮と相まって余計そんな感じでした。

マイナビ進学のCMにも起用されている曲なので、おそらくそれを狙っているのだと思いますが、思春期特有のわけわかんない感情がなんとなく思い起こされる曲だと感じました。

 

7曲目のMagic of loveは「ドンドン」のところの振りコピが楽しかったです。

一瞬で一目ぼれ、まさに愛来ちゃんを見つけて引き込まれていったときの私みたい。

 

8曲目のTongue Twister

早口言葉ってだけあって「ちゃんと言えるかな?」的な一体感のある盛り上がりが楽しいです。

「楽しい」も、「カッコいい」も、「沁みる」も、王道アイドル的上げ曲もできるアメフラっシはやっぱり最強です。

 

そして、ライブ半ばにやってきた昔の曲。

3B juniorが解散ライブをした日、私はニコ生で配信されていたものを見ていました。

(訳あって現地には行けず)

「ミクロコスモス・マクロコスモス」を披露した際には、アメフラっシという(失礼ながら)珍妙な名前と相まって、この子たちは一体どうなってしまうのかと、不安になりながら見ていたのを思い出します。

 

でも、5年も経ったミクマクは良い意味でその分の歳月を感じさせる仕上がりで、なんだかみんな大人になったなぁ、と思いました。

実は私は萌花ちゃんと同い年なんですが、同世代から見ても本当に大人になったと思います。

年下組?の「ゆづはな」のお2人は当時中学生だったのですから、そりゃみんな大人になりますよネ。

 

月並みファンタジーは、発表当時アメフラの曲の中では幾分浮いたような存在だった気がしますが、メンバーみんなが大人になったことで深みを増したような気がします。例によってよく見えなかったので、イスを使ってのダンスはもうちょっとちゃんと見たかったな...。

 

そして、Rain Makers!!

ちょっと変な表現ですが、昨今のアメフラの曲の中に置いてみると、かえって浮いて見えてしまう典型的なアイドルソングに感じられました。

でも、3B junior~初期のアメフラっシでオタクとしての教育を受けてきたので(なんじゃそりゃ)、曲の始まりとともにMixが入ってきて、あちこちでコールが入る、みたいないわゆるアイドル的なノリはなんとなく懐かしかったです。

今のカッコいい路線ももちろん良いですが、これも違った良さがあるので良いですね。

たぶんこのあたりだったと思いますが、後ろに映し出される映像の中で、紙ジャケ時代から今までのCDジャケットが散りばめられていたのは、なんとなく見捨てられていないような気がしてとても嬉しかったです。

 

再び最近の曲に戻ってきて、今度はLucky Number。

この曲、なんか好きなんですよね。

記憶が正しければ時計の演出があったかと思いますが、まさにぴったりの演出でした。

SENSITIVEのカップリングなので発売は2021年とのことですが、授業が終わった後にいつもと反対の電車に乗ってタワレコでCDを予約したことを思い出しました。

この曲を聴いたとき「なんとなく大人っぽくて素敵だな」と思いましたが、その印象は今になっても変わらずです。

(なんとなく大人っぽいとか言いながらも、SENSITIVE発売時点で私は20歳になっていたのですが...)

この曲も、大人っぽい印象がより増しているように感じられました。

 

そして、UNDER THE RAIN。

この曲では涙腺を非常に刺激されました。

個人的な話で大変恐縮ですが、このライブの約1か月前まで、私は原付しか持っていませんでした。

当然、雨が降れば合羽を着て走らなければいけないし、性格の悪い奴には馬鹿にされるし、何より車通勤の同期を見ていると惨めでした。乗り物を操る楽しさはありましたけどね。

歌詞がその頃の私となんとなく重なってしまって、UNDER THE RAINでは泣けてきました。

 

ちょっと飛んで、Love is Love

後ろのスクリーンの演出が凝っていて、何が来るのかと思っていたらこの曲でした。

間奏が延長されて何やらいつもと違うダンスをしていたのはこの曲だったでしょうか...?

 

メタモルフォーズはどういうわけかジャンプ曲。普段の肉体労働のおかげでとても楽しく飛び跳ねることができました。こういう、会場が一体になるようなノリの良い曲は大好きです。

 

アンコール前最後はお待ちかねのSPINでした。

いつ来るのかとちょっと楽しみにしていたのですが、ラスボス的な感じで最後まで引っ張りましたね。

兎にも角にも曲がカッコいいことに加え、「雰囲気に飲み込まれる感じ」というか、「場の雰囲気を変える力の強さ」は今までのアメフラっシの曲では経験のないものです。

曲そのものは抑揚を強調したような印象ではなく、どちらかと言えば静かに主張するタイプなのに、それでいて力強い。不思議です。うまい例えが見つかりません。

 

アンコールでは懐かしい轟音をやっていました。

まさか、これをやるとは。アツくなりますね。wow wowのコールをまたできると思っていなかったので嬉しかったです。

 

Colorsはメンバー作詞だそうで。

歌詞にそれぞれのメンバーの色というか、特色というか、そんなものが良く表れていると感じました。

 

そして、ラストはStaring at You

王道アイドル曲と言えば王道アイドル曲なこの曲ですが、MCがあってのこの曲だったので、妙な安心感がありました。

苦しいときの私のアメフラっシの皆さんに対する感情は、大体こんな感じ...なのかしら?

ものすごく前向きになれるわけではないけれど、もう少し頑張ってみようと思えるような、安心できるような、そんな不思議な力のある曲だと思います。

Staring at Youで締めてくれたのはなんだかありがたかったです。

 

 

4年前のアメフラっシのMCは、ひっかちゃんの押しが強かったこと以外、正直あまり覚えていません。

ですが、4年ぶりのMCはフリイベの時以上にそれぞれのキャラクターが感じられてちょっと面白かったです。

腹8分目のくだりからわかる通り、市川さんはとにかく頭が切れるし、急に「22歳の私へ」なんて言い始めた萌花ちゃんはなんだかとにかく自由人。推しの私ですら、こんなに自由な人だったかなぁと、ちょっと驚きました。

愛来ちゃんはちょっと抜けてる感じだし、はなちゃんは「道を踏み外す」なんて時々口を滑らせるし...。

でも、それだけ素を出せるようになったってことなんでしょうか...ね...?

 

 

余談ですが、SENSITIVEはやりませんでしたね。

個人的には、この曲でずいぶん世界が変わったというか、マイルストーン的な曲だと勝手に思っているのですが、今回は「生・SENSITIVE」は叶わずでした。

 

 

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・個人的なお話

BGSに至るまでとBGSのライブ本体にはあまり関係ない個人的なお話を。

 

冒頭にも書きましたが、ちゃんと金を払ってアイドルのライブを見るのはアメフラっシの1周年記念イベント以来、実に4年と1か月と...19日ぶりくらいのことでした。

コロナとかなんとか、いろいろ面倒なことがありまして、気づいたら4年も経っていたのでした。

変な話、ライブのアメフラっシはそこで記憶が止まっていたとも言えます。

 

2023年10月14日、私はららぽーと新三郷で行われたフリーライブに行きました。

MTAの期間中だったので、「せっかくだし、一度くらい行ってみようかな」と思ったのがきっかけでした。

何を今更ノコノコと、という思いがなかったわけではありません。

でも、4年間溜め込んで日に日に高まる会いたいという気持ちを抑えることは出来ず、静岡から埼玉まで足を延ばしたのでした。

ちょっと後ろめたいというか、気まずくなったらどうしようというような気持ちもありましたが、特典会にも行って4年ぶりに萌花ちゃんと再会(?)しました。

 

そこで私はアイドルを続けてくれたことへの感謝を伝えました。

萌花ちゃんはそんなそんな、みたいな謙虚な反応でしたが、4年という月日が経っても、「アイドルと客」という昔と変わらぬ関係性で会うことができるのは本当に素敵なことです。

今後もお互いに感謝しあえる関係性で居られたら素敵だと思いました。

本当に、アイドルを続けてくれてありがとう。

 

「今後は昔よりたくさん行けると思う」という話をしたら『ワンマンも来てほしい!』と言われたので、私はワンマンへ行こうと決めたのでした。金曜開催だったのでちょっと迷っていたのですが、推しにお願いされたら行かないわけにはいきません。有休を取っていくことに決めました。

 

ところで、私なんぞ忘れられていて当然だと思っていたのですが、4年ぶりに来たことを伝えたら『前来てくれてましたね、同い年くらい...?』みたいなことを言われて、腰が抜けそうなほどの驚きでした。なんとなく覚えていてくれたようです。

 

それからしばらく経って、5周年当日の横浜でのイベントにも行きました。

会場を離れたら何かが終わってしまいそうな気がして、イベント後もなんとなく帰りたくないと思わせるような不思議な1日でした。

この日、特典会で「チケット買いました」と伝えたら萌花ちゃんはとても喜んでくれました。

喜ばれるようなことをしている気は全くないのですが、逆の立場だったら嬉しくないわけはないので、やっぱり嬉しいことなのでしょう。

(妙に素直じゃないのは私の悪いところ)

 

その後、ららぽーと豊洲でのイベントファイナルでは1300人(だっけ?)を集めるなど、アメフラっシは話題を欠くことがないまま、Bad Girls Story当日を迎えました。

 

そして迎えた12月22日。

この日、私は初めて入るステラボールという箱の大きさに、何やらよくわからない感情になりました。この大きさの箱に入るのは初めてでした。

 

かつて、アメフラっシが5人組だった頃、フジテレビにある「フジサンのヨコ」とかいう箱でライブをしていた時期がありました。今では考えられない話ですが、私がここでのライブに行った際には整理番号160番台が俗にいう「クソ番」という扱いでした。整理番号はくじ引き式で(たぶん)、周りのオタクの人たちと笑いあったのが懐かしいです。

 

3B時代にアポロンツアーに行った時、正に人生初の特典会で『学生さんですか?』「高校生です」という話の流れで、愛来ちゃんに『学生さんが少ないから嬉しい』みたいなことを言われたこともありました。

当時の私はこんなことを言われて夢見心地で喜んでいたような気がしますが、今思い返すとこれは決してお世辞なんかじゃなくて、本心も含んだものだったのだと思います。実際、若い子は全然いませんでしたからね。

 

そんな過去を思い返すと、こんなに大きな箱で、実にフジサンノヨコの10倍もの人、しかも幅広い世代の人を集めるアメフラっシを見ていて、「立派になったね、良かったね、本当によかったね」と、まるで親のような謎の感情が生まれてきました。

 

 

昔の距離感が懐かしくないと言ったらウソになります。だって、至近距離とまではいかないまでも、背面ステージに来た推しメンから「絶対に私に向けて発射されたな」と思うような目線が飛んで来たら嬉しいですし、そのあと特典会で「見つけました」なんて言われたらそれはとんでもなく嬉しいことなのですから。

 

でも、それは私個人の嬉しさでしかありません。

 

「上に行きたい」みたいな話は昔から時折出ていたと思いますが、今の彼女たちは確実に上へ上へと登っていると思います。

推しが夢に近づく姿、夢を叶える姿というのは、私個人のレス云々なんかどうでもよくなるくらい見ていて嬉しいです。

 

私はそんなにできた人間ではないので、若い子が増えてきて、メンバーにちやほやされてる(???)のはなんとなく嫉妬心があるけれど、メンバーからしてみたらきっと嬉しくてたまらないでしょう。いろんな人に愛されるアメフラっシを見られるのはとてもとても嬉しいことです。

 

 

ライブ当日のMCの記憶は正直曖昧なのですが、市川さんが「辛さの根本的解決にならなかったとしても、誰かに勇気を与える存在でありたい」みたいなことを言っていました。

私は今まで、いろいろな場面でアメフラっシから活力や勇気をもらってきたと思います。それから、3Bjunior~アメフラっシと共にいろいろな初めてを経験してきました。

 

人生で初めての特典会はアポロンツアーで愛来ちゃんとお話しした時でした。

アイドルといえば画面の向こう側の存在、そんなイメージだったのでアイドル本人と直接お話しできること自体が衝撃的でした。

アイドルという肩書の人とお話しするのは本当にこの時が初めてでした。

至近距離で見る愛来ちゃんはとにかく顔が小さくてかわいくて、色が白くて、東京の子すごい!!って思いました。

 

初めて一人で東京に行ったのも、3Bjuniorのライブへ行くためでした。今じゃ笑い話かもしれませんが、東京への旅は、当時高校生の私にとってとんでもない大冒険のように感じられました。

 

3B junior解散からしばらく経って、私はバイトも始めました。

もっと推しに会いたかったのと、スバルレガシィを購入するという夢を叶える足しにしたかったからでした。

 

その後、世間はコロナ渦へと突入してしまいました。

それのせいもあり、4年間もブランクができてしまいました。

結局、高校卒業は4人のうちだれもお祝いすることができませんでした。

ちょっと悲しいです。

 

 

4年の間に、もう現場行けなくてもいいやと思ったり、乃木坂46の5期生の子たちがかわいいな、とか、ちょっと横道にそれたこともありました。

でも、結局そちらへ本格的に興味を持つことはなく、今に至ります。

 

大げさすぎるかもしれませんが、私は彼女たちと同じようなタイミングで人生の節目を迎えてきた(と勝手に思っている)し、昔とは言わないまでも3Bの頃から傍観しているので、変に情が移ってしまってほかの子たちはそれには勝てなかったということだと思います。

(応援ってほどのことはできてないから傍観ってことで)

 

 

 

月並みですが、3B junior、そしてアメフラっシに出会えて本当に良かったと思います。

もし、この子たちに出会わなかったとしても、たぶん私はどこかでノコノコと生きていたでしょう。でも、3Bやアメフラっシを通じた初めての経験や、その他いろいろな経験が欠けていたことは間違いないですし、きっと日々の暮らしはもう少しモノクロに近いというか、鮮やかさを欠いていたのではないかと思います。

 

いろいろな経験をさせてくれたり、時に勇気をくれたり、そのあたりもひっくるめて、私にとってアメフラっシは、日々の暮らしに少しいろどりを与えてくれる存在なのだと思います。

 

同世代同世代って散々言いましたが、あの子たちよりも年上のファンだからこそ見える世界がきっとあると思うし、同世代だからこその共感や(一方的かもしれないけれど)親近感もあると思いたいし、年下のファンだからこその憧憬もあることでしょう。

どれが良いとかではなくて、それぞれいろんな視点、世代がある中で、私はたまたま同世代だったに過ぎません。

 

乱筆乱文というか、なんというか、すごくまとまりのない文章になってしましました。

でもね、ここには書ききれないくらい5周年を迎えてくれたことが本当に嬉しいんです。本当におめでとう。そして、ありがとう。

 

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4年前は年間3現場が限界でしたが、とりあえずは年間10現場程度を目標に、ゆるく楽しくオタクライフを楽しんでいこうと思います。

こんな私ですが、ひとつよろしくどうぞ。

 

 

改めまして、アメフラっシの活動5周年をお祝いするとともに、今後の更なるご活躍と発展を心よりお祈り申し上げます。