前回に引き続き、日本セメント専用線の廃線跡を紹介します。今回はJRの高麗川駅に通ずる路線です。この路線は1999年に廃止されました。

太平洋セメント埼玉工場の門付近。ダンプがじゃんじゃん出てきます。奥の広いスペースは昔ヤードがあったようです。線路はこの辺から出ていました。


高麗川方を臨みます。


踏切の装置の箱でしょうか。いい感じの雰囲気を出していました。


工場へつづく道路の入口付近です。工場へはトラックが頻繁に出入りしていて、輸送が鉄道から取って代わられたことを示しています。左側の空き地が線路跡だと思われます。


上の写真の場所から高麗川方を臨みます。
近年まで線路が残っていたようですが、日高市によってポッポ道として整備され、遊歩道になっています。


ポッポ道について説明する看板がありました。


踏切関連の物も残されてはいます。手前の低いやつはもともとこの場所にあったもの。奥の高いやつは、専用線の別の場所にあったものを移設したものだそうです。


線路内立ち入り禁止の看板が。だいぶ錆びているのがまた趣があります。


高麗川駅近くの所です。築堤を崩して、この遊歩道は作られたようです。整備されてしまっているのは何だか悲しさを覚えました。


手前が二度と鳴らない専用線の踏切。
奥が現役の八高線の踏切。


右の白い柵の裏に車止めがあり、レールが残っています。奥の線路は川越線。右方向に高麗川駅があります。


犬釘と枕木。夕空に輝いていました。


手前が八高線、奥が川越線、真ん中が専用線の線路です。車止めがあるのが確認できます。

高麗川駅北側の踏切から廃線跡を臨みます。ポイントが残っていて、右に分岐している線路がセメント工場まで繋がっていました。


高麗川駅です。ちょうど209系3100番台がいました。元りんかい線の車両に会えたのはなんだが嬉しいです。


というわけで、4回に渡りセメント工場の専用線の廃線跡を紹介してきました。非常に見応えのある路線であり、沿線の風景も良く、充実した散策だったと思います。お時間があったら、訪れてみてはいかがでしょうか。
  今回はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました。