SOHO 翻訳家 の ひとりごち -9ページ目

SOHO 翻訳家 の ひとりごち

翻訳家になりたいと思ったことも、
翻訳家になろうと思ったことも、一度もないのに…  

ふと気づけば、翻訳でしか稼げないようになっていた...

4月14日
H28.4.14


朝、目覚めると、ルナは、生きている喜びを満面にあらわし、お早うのあいさつをしてくれる。

朝食前に外に出る日もあれば、朝食後になることもある。朝の散歩は基本的に用足しがメインで、ごく短めに。

午前中は、たいていの場合、ゆっくりと過ごしている。
そのまま、眠りについて、ときには夕方近くまで、熟睡することもある。

午後、その日その日の気分次第で、散歩に出たくなると催促する。
体調がよほど悪くない限り、ルナのペースで、のんびり、長時間、散歩にでる。

そんな毎日を、もうどれくらい繰り返したことだろうか....

4月19日、姪が次女を無事出産との朗報が入る。

4月20日

H28.4.20


この日は、散歩中に雨が落ちてきた。

ルナお気に入りの河原で、川面に落ちる雨粒による水紋を、アメンボウと見間違えたルナ、
あちこちに次々と現れては消える水紋を 興味深そうに追いかけながら、いつまでも楽しそうに遊んでいた。

家に帰ると、次の朗報が待っていた。

夕方、次男に女の子が誕生した。
予定日は5月1日だったが、前日の姪に続き、連日のおめでたとなった。
私にとっては、初孫だ。

ルナが病気でなければ、すぐにでも飛んでいきたいところだが...



そして、翌21日。6週間ぶりのCT検査。

峠道の雪も融け、いつもよりは遅めに自宅を出発、予約時間には病院に到着した。

新学期が始まった関係で、病院内には、患者犬も付き添いの家族の姿もほとんどなく、しいんと静まりかえっていた。

いつものよう受付をすませ、待合室に向かったが、この日のルナは、どこか様子がいつもとは違っていた。待合室でおとなしく待てず、院内を歩き回り、外にもしきりに出たがった。

呼び出しがかかり、診察室に入り、いつものように、担当医にそれまでのルナの状況を説明した。

 相変わらず、ときおり微量の鼻出血や、血がにじんだ浸出液、血なまぐさい口臭が出ること
 最近は、それに加えて、ときおり軟便も出ていること

ルナの担当医は二人いる。

主治医は女性だが、この日は急用で不在、男性の担当医一人で診断する、
このため、この日は検査だけ、だが予定が詰まっていて、いつもより時間はかかる、とのことだった。

医師は、ルナを連れて一足先に診察室を出た。

ところが、ルナはなんと、入院病棟/処置室の方ではなく、反対側の待合室に向かって歩き出した。

そんなことは、初めてだった。

医師はルナをリードで引きとめ、反対方向に連れて行こうとしたが、ルナは一瞬、躊躇した。

ルナ、結局は観念して、医師に連れられトボトボと奥の方に消えて行った。


私はその後、いったん病院を後にし、駅前で買い物などを済ませ、昼過ぎに病院に戻り、待合室で呼び出されるのをひたすら待った。

診察室に呼び出されたとき、すでに二時近くになっていた。

いつものように、CT画像を見ながら、説明があった。

H28.4.21CT1 H28.4.21CT2

左が、12月の手術で鼻骨の一部が切除されている、鼻腔内の部位
右が、眼球から脳にかけての、鼻腔内の部位

いずれも、一番左が、この日の検査、中央が6週間前の検査、右が1月の検査の画像である。

外科手術で腫瘍を掻き出した部位は、クリーンなまま。新たな腫瘍の再発は認められず。

脳に近い部位についても、腫瘍の増殖は確認されず。

見方によっては、むしろ、僅かながら退縮が認められるかもしれない。

昨年9月に精密検査のために初めて病院を訪れてから、久々に聞いた朗報だ。

10月、放射線治療後、いったんはほぼ完全に退縮したように思われた腫瘍は、驚異的なスピードで再び増殖、12月に外科手術を受けた。
その後も、CT検査のたびに、新たな影か確認され、漏れるのは溜息ばかりだった。


いずれにせよ、鼻出血などの症状が継続しているにもかかわらず、鼻腔内腫瘍の状況は、前回検査時よりは悪化しておらず、抗癌剤の効果は明らかだった。

このため、

・現在の抗癌剤治療を継続する
・次回検査まで、これまでの6週間から、二倍の3ヶ月程度に、間をとる

それとあわせ、

・ルナの体重が26.8kgに増えている

との話があった。

ただ、問題は、抗癌剤 パラディア錠の入荷が不定期・不安定で、現在は在庫切れで、この日は処方できないという。

いずれにせよ、本日の検査結果を主治医と相談し、あらためて連絡する、とのことだった。


病院から出て、駐車場にとめてある車に戻り、昨夜から水・食事抜きのルナに水と食事を与え、大学キャンパスをのんびり散歩してから、家路についた。

パラディア錠については、時間を見つけては、海外の通販サイトを探しているが、どこのサイトも、医師の処方箋を前提として要求している。

一度、カナダの業者に連絡をとったが、日本への発送には対応しないと断られてしまった。

なんでも、製造が非常にむずかしく、メーカー(ファイザー)側で量産体制に入れず、需要過多の状況が続いているという。


その日の夜遅く、主治医から電話があった。

・現在の抗癌剤治療を継続する。
・パラディア錠は、小容量(10mg/15mg)の在庫確保が困難だが、50mgなら余裕がある。

 このため、50mg錠を四分割して、1・1/4錠分ずつ投与することにした。

・次回検査は三カ月後の7月21日。薬は一カ月分ずつ郵送する。請求書は別途郵送する。
・体重は、これ以上、増やさないように
・狂犬病の予防注射を受け、フィラリヤの予防薬は続けるように
・8種混合ワクチンについては、今年は見合わせるように

とのことだった。