随分まえのことですが、少しの間速記を習っていました
国会などでの審議を素早く書き留める速記
今は手書きだけではなく
パソコンや速記専用タイプライターなどの機器を使った
機械速記もあるようです
時代の流れとともに(IT化、デジタル化が進んで)
参院では去年11月に手書き速記は廃止となったそうですが、
1890年から約134年間手書きの速記が採用されていたんですね
いまも手書きの速記を採用してるところもあるのでしょうか
素早くすらすらと
不思議な文字?や記号のようなものを書いていく速記者
何ともカッコイイ
私も憧れて、やってみたいと思ったのです
教室は先生のご自宅で
生徒は4~5人
文字の基本を一通り教えて頂き、それから実際に書いてみる
使っていたテキストの一つが、そのころ話題になっていた
丹波哲郎さんの「大霊界」
先生が読んで、生徒が速記するのですが
読んでいるうちに本の内容の方に
脱線してしまい
先生と私ともう一人の女性が(その後とても親しくしていただいた方)
速記はそっちのけで本の話の方に夢中になり、話に花が咲いてしまう
いつもそんな風でした(もちろんちゃんと速記も教えて頂きました)
きっとその時速記を真剣に習いに来ていた他の生徒さんは
大迷惑だっただろうと思います
ごめんなさい
速記はただ早く書ければよいというものではなく
専門用語の理解もなくてはいけなくて
医学の話であれば医学用語とか・・・
そして、書いた速記を翻訳(普通の文字に変換)するのも
結構大変なのです。
自分が書いた速記の文字が読めなかったりすることも(笑)
速記の用語辞典もありました
印象に残っているのは
エレベーター
↓
エレベータ
だったような?
辞典もほとんど使うことなく
何時しかやめてしまって・・・
私の速記は
遅記
のまま終わりを告げました