Google Sheetsで入力規則(データの検証)の選択肢を動的に変更する方法です。

目次

  1. 完成イメージ(地域設定に基づいた動的な列選択)

  2. データの準備

  3. QUERY関数の設定

  4. 関数の説明

  5. 入力規則の設定

  6. A列を選択する

  7. まとめ

完成イメージ(地域設定に基づいた動的な列選択)

都道府県を選択します。

 

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すると、都道府県に関連した市区町村が選択されるイメージです。

 

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データの準備

1行目にはヘッダーが入力されています(例:都道府県名)。

2行目以降には、対応するデータが列に入力されています。

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QUERY関数の設定

 

A1セルにQUERY関数を設定します。

=QUERY(
  B2:AV, 
  "SELECT Col"&MATCH('地域設定'!B1,B1:AV1,0)
)


関数の説明
  1. MATCH関数:

    • MATCH('地域設定'!B1,B1:AV1,0)は、「地域設定」シートのB1セルの値をB1範囲内で検索し、一致する列番号を返します。

    • 例えば、B1の範囲で「北海道」がC列にある場合、MATCH関数は3を返します。

  2. QUERY関数:

    • QUERY(B2:AV, "SELECT Col"&MATCH('地域設定'!B1,B1:AV1,0))は、動的に生成された列番号を使って、B2の範囲から対応する列のデータを選択します。

    • 例えば、MATCH関数が3を返す場合、QUERY関数はSELECT Col3として解釈され、B2の3列目のデータを取得します。

 

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この設定により、「地域設定」シートのB1セルの値に基づいて、対応する列のデータが自動的に選択されます。

 

入力規則の設定

セルを選択: 入力規則を設定したいセルまたは範囲を選択します。

データの入力規則を開く: メニューバーから「データ」→「データの入力規則」を選択します。

データの入力規則ダイアログを開く: 「データの入力規則」ウィンドウが開きます。このウィンドウで、入力規則を設定します。

ルールを追加:

  • 「プルダウン」タブを選択します。

  • 「プルダウン(範囲内)」を選びます。

 

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B1から1行目の末尾($1)を範囲に選択すると、都道府県を選択できます。

 

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完了: 入力規則を設定したら、「保存」をクリックして設定を確定します。