知らぬ君へ | EG-FILE

知らぬ君へ


No Know Now 





だれもしらぬ処で願望と本性がむきだしになる

知らぬ大地でと知らぬ街とでは内容が違えど大きくは変わらない


生き残るため人がむきだしになる


楽しむために?

笑うために?

なにを着て君はどこにいく?


新しい流れを凝視して残り物を汚いと否定する。

感情に賞味期限でもあるかのように。

誰もが知っている確かな処へ、感情を消費して行く。


アダムが果実をかじったのとは訳が違う。

誰に誘われたんでもなく、己の願望と本性が重なって己の以外の何ものかになる。


君はいまどこにいる?

巨大なシステムに囚われて

流れを見極め

見えない誰かの後を追う



もはや本性なんてないんだね
願望だけが君を支配する


成りたいものになりたいんだ!
己なんて無い。自分なんて無い。

成りたいものになりたいんだ!

誰のためでもない。

自分自身が生き残るために。


自分をも喰らって生きるのだ。


優越感だけが君を支えてる。


知らぬ大きな街ではそうするしかない。




僕は君の知る街にずっといる。

もう知らない道もないような小さな街。

大会社も派手なイベントもないし

外人も見かけないし、日本の将来も語れない。

小さい小さい世界。

でもそのおかげで僕は僕を見ることができる。

時に驚き、時に歓心し、多くは嫌悪して。

僕は僕を知る。



僕の知らぬ君


君はまだ君が見えますか?