週末の東京は生憎の雨模様…
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
エグチホールディングス株式会社 江口勝義です。
いつも読んで頂きありがとうございます!
昨晩GC行きの飛行機に乗り遅れた僕は、成田に一泊も考えたのですが、朝11時にはホテルはチェックアウトが当たり前ですよね?
その後今日のGC行きの便、20:25分まで時間潰せないでしょ…
と、言うことで、成田空港T2から直行のシャトルバスが出ており、品川駅からも1番近い
品川プリンスホテルに宿を取り一晩ユックリと眠ることにしました。
成田はマジで不便…
名古屋セントレア空港は、便が少なく不便ですが、成田はアクセスが本当に最悪…
名古屋はええところですなぁ…笑
やっぱ日本は良く眠れる。
何なんですかね?これって。
品川プリンスホテルは、安くなっていて本来3万円近く掛かるところを、一泊2万円程に。
2×5m、10m2ほどの本当に小さなお部屋。
確かに寝るだけなら良いけど、恐らく中国あたりの観光客向けに部屋数を沢山構えなければならず、サービス共にどうなんだろう…?
そう思わざるを得ないホテルですね…
やはり客も中国人だらけ。
ロビーも部屋もメチャうるさい…
まぁ、寝るだけなので良しとしますか…
朝はスッキリ7時に起きて、4時のシャトルバスまでの時間…
さぁ、どうしよう。
僕はこういう時は迷いません。
何故ならば…
僕は小学四年生から新聞配達をしていたお話は度々書いておりましたが、その時に貯めてきたお金で…
実は中学3年生のゴールデンウィークに単身東京に来たことがあります。
夕方に家を出て、名古屋駅までバスで移動。
当時、夜11時まであまり来たことの無い名駅を散策し、夜行バスに乗って…
朝5時位に東京駅に着き、山手線の始発が始まるまで数十分…
中3の少年だった僕は興奮を抑えきれない…
この当時ゴールデンウィークに入る3~4日ほど前に、突然思い立った僕はおっ母さんに
「 俺、貯めたお金で東京の渋谷に行ってくるわ! 」
何か反対されたりするかな…?
当時の僕はそんな事を考えてはいましたが、その頃から思い立ったら我慢ができない性格だったので思い切ってぶつけて見ました。
「 ほーぉ。良いんじゃ無い? 」
当時はとんねるずとおニャン子クラブが一世風靡していた時代。
「 明星 」や 「 平凡 」
と言うアイドル雑誌はもちろん、おニャン子命だった僕は、彼女たちが出ている雑誌や書籍、レコードなどは全種類持っているほど大ハマりしており、彼女たちが活躍している
〝 東京 〟
に、強烈な憧れを抱いておりました。
東京行きが決まると、モチロン インターネットなど無い時代。
本屋に行き、渋谷、原宿のマップ付きの雑誌を探し、結局買ったのは持ち運びしやすいように、A5サイズのマップが付録で付いているものを買い、東京駅~渋谷までの道程、渋谷駅から原宿…
ふむふむ…
成る程こう言う道か…
当時大流行していた〝 SAILORS 〟と言う服屋さんへ行く道を頭の中に連日連夜叩き込んでいました。
当時の僕のマインドは
「 田舎もんだと思われちゃダメだ… 」
「 人前で地図は絶対に出さない!! 」
駅を出て北側を向き、渋谷109がここにあり、PARCO1がここでPARCO2が…
テスト勉強はしないくせに、この事は本気で取り組んでいた事を今も鮮明に思い出します。
SAILORSとは…
当時、誰もが欲しがる1番人気のあるブランドだったと思います…
僕がおニャン子 キ◯ガイだったからかな…?笑
当時はD.Cブランド(デザイナー&キャラクター)全盛期で、お年玉を貰ったり新聞配達の給料が入ると、しょっちゅう街に繰り出し、abahouseや、PERSONSなどの服を買い漁ってました。
実際、今より服やファッションが大好きでした。
この後パンクファッション好きに変わっていくのですが…笑
渋谷駅で降りると、必死で貯めた10万円を握りしめ、徹夜で勉強した道のりをズンズン進んでいきます…
流石に朝6時の渋谷は人気もまばらで、街を掃除するおじさんや飲み帰りの倒れたサラリーマン位しかおらず
「 東京も大した事無いな… 」
そんな風に思ってました。
まっ、帰り道11時に渋谷を通った時には、人の多さに本気でおったまげましたがね…
大人になっていろいな国に行き、様々な都市を見てきましたが…
改めて思います。
東京、渋谷が1番クレイジー!!!
こんな交差点は世界のどこ行っても見た事無い…
外国人だらけ。
中3の頃に見た街並みとも全く違う。
日本独自のビル造り、綺麗な街並み。
日本には〝 匂い 〟がない。
その国や街には独特の匂いがありますが、
日本には それ が無い。
先日フィリピンから、フィリピン最大のデベロッパー、アヤラグループのガブリエルとD.Jの2人が名古屋にわざわざ会いに来てくれて、友人のお店で食事をしたのですが、彼らは口々に言ってました…
「 東京の月曜日の出勤時間…クレイジーだ!! 何故皆表情もなく一言も話さずに歩いてる? スマホ触って… 何故なんだ…? 」
それが当たり前になっている僕たちは返す言葉もありません。
この渋谷のクレイジーさを…
この国がすこし歪んだ感じに彼らには写るのでしょうね。
確かに年間20回近く出国する僕から見ても異常な光景。
何かを、大事なものを間違いなく失いかけてる。
中3の僕は、徹夜で勉強した甲斐あり、無事渋谷駅から徒歩20分ほどでSAILORSに到着。
前から10番めの整理券を貰い、ひたすら待ち続ける。
10時にオープンした時にはざっと300名ほどいたと記憶しております。
余談ですが、10坪程しかないこのお店は、最高に売った時には月商5億円だったらしいです…
こんな店、後にも先にもないと思います。
僕も帰りのバス賃と僅かなお小遣いを残し、心置きなく全額ベット!
憧れのSAILORSのビニール袋を抱え、前からやってみたかった、原宿竹下通りまで歩くコースをやり、帰路につきました。
その時見た渋谷の街並み
原宿竹下通りの人混み
NHKホール…
当時の僕からすると、その場所、その町こそがアイドルの様に眩しく見えていました。
だから迷わず今日は渋谷へGO‼︎
数ヶ月前も、実際に友人達と今は無きSAILORS跡地にいき、思い出に浸ったり、尾崎が17歳の地図を作詞したとされる歩道橋にいったりしましたが、やっぱり渋谷へ行きたくなる。
これは先日行った時の写真。
これもまた青春の思い出…
人波の中を掻き分け
壁伝いに歩けば
隅から隅まで読ん這いつくばり
強く生きなきゃと思うんだ
ちっぽけな俺の心にからっ風がふいてくる
歩道橋の上振り返り焼け付く様な夕日が
今心の地図の上で
起こるすべての出来事
照らすよ Seventeen's map
17歳どころか47歳まであと2年…涙
何度聞いても良いものは良い。
この歩道橋の上で作詞したらしいですね。
この碑を残してる東京都は粋ですね!
iPhoneで彼の曲を聴きながら、時間が許すまで渋谷界隈を歩いてみる。
渋谷駅から109を左手に臨んで…
街が変わりすぎていて、今もドンドン変化していってて…
全然思い出せない…
あの道のり…一夜漬けだったからかな…?
10代20代の頃は良くやってた人間観察をやってみる。
ガードマンのおじさん
無表情にやる気なく旗を振る
若い学生風の若い女の子達
名古屋とはやっぱりファッションが違うなぁ…
でも多分地方の子だろう…
不思議な事に全く飽きない
暫く経ったら思い立った方角に歩いてみる
何処に行ってしまっても、道がわからなくても関係ない。
あの頃の思い出と共に
手をズボンのポケットから出そう
歩きながらスマホなんてもったいない
周りをキョロキョロ見ながら
思った通りの道を歩き続けてみよう
思えばこんな時間取るのなんて何年ぶりなんだろう
何だ?このお店は…?
気になったら入って
時間をただ潰すだけじゃなく
自由で何にも縛られない時間を楽しむ…
飛行機に乗り遅れた事も、
まず間違いなく必然で起こった出来事だと今は確信している
この数年、いや数十年、こんな時間をとる心に余裕もなかった
たまには1人で憧れだった東京を
街並みを見ながら散策してみるのも良いものだ
今まで見えてるのに見てなかったものが
次々と目に飛び込んでくる
何て事はない時間なのに ほんの数時間なのに
こんなに贅沢だと思える時はない
これが心の洗濯か…
こう言う時間を取るために本気で、命を削る様に仕事をしてる…?
違うと思う
初めて心に余裕があれば
いつでもできる事に改めて気付いた
本当に貴重な時間を
エチオピア航空さんありがとうございました!笑
ここは仏の心で!!
最高のひと時でした
これからはこの事を忘れない
またノンビリと今度は名古屋や大阪でもやってみよう!
さてと…
ソロソロ成田に向かいますか!
家族と親友の待つ
ゴールドコーストへ…
行ってきます!!
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます!
何故なのかこれを泣きながら書いてる自分がいました!笑