くっさいけど旨い!
それが台湾焼酎「高粱酒」!



さて、今日は堅苦しいけど、台湾人にさえ知られていない、
「高梁酒」の製造方法の秘密を暴露します。

実は、高梁酒は世界でも少々特殊な技術を使用して造られています。

以下、製造工程。

高梁麦を水に浸けた後、圧力を加えて蒸し煮にします。
麦の穂が割れて、デンプンが糊のようになったら、

冷まして高粱麦麹と混ぜてから発酵させます。
(そう、高粱酒の原料は麦&麦麹。全部麦なんですね~)
割れた穂は粉々にはならず、まだ麦の実の部分を中に抱いているため、
この一粒一粒が小さな発酵槽のような役割を担います。


10日ほどゆっくりと麦穂の中で発酵させてから蒸溜させます。


蒸溜してアルコールを抽出します。
蒸溜時はよく混ぜて、麦穂の中に溜まったアルコールの抽出を

促進させます。
高梁酒の特筆すべきは、通常の酒造りに

必須とされる「液化」の工程を経ず、
発酵も蒸溜もほぼ固体(麦穂)のままで行う点にあります。
よって、蒸溜後に廃液を排出せず、

この点においてはエコであるとも言えます。

高梁麦が固体のまま発酵するため、その際の気質濃度は高く、
アルコール生産がある一定のレベルに達すると、

流動性が得られないために発酵が抑制されてしまいます。
その為、その時点で蒸溜を行い、アルコールを排出させ、

その後冷却してから再び麦麹を混ぜて二回目の発酵と蒸溜を行います。
通常、高粱酒ができるまでには上記②と③の行程を

3回ずつ繰り返し、無駄なく発酵させます。
その為、製造にかかる時間が長く、1ヶ月以上もの時間が必要となります。

以上が高梁酒の製造方法でした。

こんな造り方だから臭いんですね!そして濃厚で旨い。
私は、日本のかつての焼酎ブームのように、いつか台湾の若者の間に、
高梁酒ブームが来ると信じております。
その時の為に、高梁酒を何本も貯蔵して、備えています。
高梁酒は沖縄の泡盛同様、瓶の中でも熟成するそうなので。
あれだけ濃厚でキツい味わいですが、確かに10年以上熟成したものは
キツさが抜けていて、サクッと飲めて、フワっと香ります。

台湾人と仲良くなったら必ず言ってみてください。
ワ ベ リン コーリャンチウ!
(高梁酒飲みたい!)

二日酔いさえ覚悟しておけば、その日のうちに親友になれますよ(笑)

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很臭!但是很好喝
台灣燒酒「高粱酒」!

今天要介紹一個話題比較正經一點,
應該也有些台灣人不知道。
讓我來揭開「高粱酒」製造方式的秘密!!!

其實,高粱酒是採用世界上很罕見的手法製作。
以下是製作方式…


先將高粱麥浸泡後,加壓蒸煮。
讓澱粉糊化外殼破裂,冷卻後再與高梁麴攪拌混合均勻後再發酵。
(沒錯!高粱酒的原料只有高粱麥和麥麴而已!全部都是麥~)

高梁的殼雖然被蒸裂了,但沒有破碎,因此每粒高梁醱酵時,
就好像在一個小小的醱酵槽中進行一樣。
 


大約 經過10 天的醱酵,即可進行蒸餾。
 


蒸餾後萃取出酒精。
蒸餾時必須均勻攪拌,促進高粱麥中的酒精能夠被萃取出來。

特別值得一提的是,製作高粱酒的時候,

不必經過製作蒸餾酒的必經手續「液化」,
高梁酒的醱酵和蒸餾都是在固態狀態下進行(直接用高粱麥),
因此製酒過程較節省能源,蒸餾後也沒有廢液排出。


因為高梁經過固態醱酵,所以基質濃度高,
當酒精產生到某一程度時便會抑制醱酵的進行,
因此必須將酒精蒸餾出來,等冷卻後再拌入麴進行第二次醱酵與蒸餾,
通常要經過②和③的手續,三次重複醱酵與蒸餾才完全。
所以製作的時間偏長,通常會超過一個月。

以上是高粱酒的製作方式。

因為用這種方式製作,所以特別的臭!特別的濃!特別的好喝!
我相信,以後高粱酒一定會造成一股風潮,受到年輕人們的喜愛,
就跟日本的燒酒風潮一樣!


所以我平常就有在收集高粱酒。
高粱酒跟沖繩的泡盛一樣,裝瓶後也能熟成。
味道相當濃郁刺鼻的高粱酒,存放了10年後,
刺鼻味會消失,變得很順口,帶有清香。

如果想跟台灣人當好朋友,一定要跟台灣人說
「我想喝高粱酒!」

做好宿醉的準備,一天就能變成知心好友喔(笑)