全国で増え続けている特殊詐欺の被害。
警察庁が公表していますが、
令和5年の9月までの被害状況は、認知件数は14,024件、被害額は302.2億円。
令和4年の認知件数は17,570件、被害額は370.8億円であり、9月時点で比較すると令和5年は前年より被害が増加しています。(令和4年9月時点で認知件数は12,206件、被害額は252.1億円)
吹田市は、
といった状況にあります。大阪府下でワースト2位の発生件数。被害額も1億円を超えています。令和4年もワースト1、2位を争う被害状況でした。
簡単に言えば、「特殊詐欺実行犯から狙われている市」とも言えるでしょう。
この危機的状況を打開するため、吹田市は
「吹田市特殊詐欺集中対策本部」
を設置。
吹田警察署、防犯協議会、郵便局、金融機関、大学、コンビニ等の方が参画し、吹田市一体で徹底警戒、特殊詐欺対策を実施しています。
特殊詐欺の重点対策として
・年末給付日等無人ATMなど警戒強化
・防犯機能付き電話機の購入補助
(吹田市在住65際以上を対象に、防犯機能付き電話機を購入したら申請すれば購入金額(税込)の2/3(上限10,000円)を補助するもの)
↓ ※詳しくは吹田市HPしてください ↓
・各種イベントにおいて特殊詐欺啓発を実施
・金融機関、大学等と連携し重点警戒・啓発活動
を行っています。
吹田市と吹田警察署は協定を締結しているため、連携を密にとりながら質の高い対策を行っています。
11月10日には、啓発活動として
「特殊詐欺対策ランニングパトロール」
を実施しました。
ランニングしながら啓発活動を行うことで、特殊詐欺犯罪の周知を図る取組です。
このランパトで特殊詐欺が撲滅される、といった効果を期待しているわけではありません。メディアの力も借り、オール吹田で特殊詐欺対策活動に取り組んでいることを見せることで、特殊詐欺実行犯に
「吹田市は警戒力が高いから狙うのはやめとこう」
と思わせるのが目的です。
吹田市議会では、
○特殊詐欺の撲滅に向け「即効性の高い取組の実施」と 「特殊詐欺を起こせないまちの形成」を求める決議
を9月議会で提出しました。その意思もあって、多忙な中ではありますが、可能な市議はランパトに参加し、共に広報活動を実施しました。
議員として決議を出し、「特殊詐欺から市民の財産を守ってください」と訴えることだけでなく、自分も実行することが大事だと思います。
信託された議員としての職責を全うしたいです。やれることは可能な限り、やっていきます。
充実したランニングパトロールでした。
ランニングパトロールに参加された皆さん、本当にお疲れ様でした!
少しでも今回の取組が知れ渡り、吹田市が特殊詐欺実行犯から狙われない街へなることを願います。継続した取組になってほしいですね。
安心安全なまちつくりに寄与します。